-
えみりぃ
10歳、8歳、2歳を育児中の3児ママライター。
大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
ママの視点から、暮らしのヒントになる
整理収納術・空間活用術をお伝えします。
2025/04/30
デッドスペースが収納に変身!場所別アイデアとおすすめグッズを紹介
収納スペースを増やしたい!
生活の動線を改善したい!
そんなときは、家の中にある「デッドスペース」を見直してみませんか?
デッドスペースとは、普段使われていない空間やすき間のこと。
このデッドスペースをうまく活用することで、収納力アップやスッキリした暮らしが叶います。
この記事では、家の中のデッドスペースを見つけ、それをどのように活用したらいいのかを紹介します。
デッドスペースができてしまう理由や場所を知ることで、空間を有効活用しやすくなりますよ!
ぜひ最後までご覧ください。
デッドスペースができてしまう3つの理由
デッドスペースができる主な原因を3つ紹介します。
====================
・空いているスペースに着目していていない
・手が届かない場所がある
・収納に対して固定概念を持っている
====================理由を知れば、適切な対策が取りやすくなりますよ。
空いているスペースに着目していない
開いているスペースがあっても、そこを「デッドスペース」と認識できていないことが多いです。
ためしに、家の中を見回してみてください。
家具や家電の上、吊戸棚の下など、使っていない空間はないでしょうか?
空いているスペースを見逃してしまっていることが、デッドスペースができる大きな原因です。
以下で紹介する「あなたの家にもきっとある!?デッドスペースになりがちな場所と活用アイデア」から、デッドスペースの具体例を知り、自分の家を見直してみましょう。
手が届かない場所がある
「手が届かない、あるいは届きにくい場所」もデッドスペースになりがちです。
人は無意識に使いづらい場所への収納を避けてしまい、十分に活用できていないことが多々あります。
高い位置にある収納や、押し入れのように奥行きがある収納など、すみずみまで手が届かないところはありませんか?
このような場所を有効活用するためには、使用頻度の低いものを収納する、取りやすいように工夫するなどの対策が必要です。
収納に対して固定観念を持っている
ここには棚を置けないから…
ウチには合うラックがないから…
「収納」というと、棚やラックなどを使うというイメージを持っている人が多いですよね。
しかし、このような考えによって、本来有効に使えるスペースを見逃してしまうことがあります。
実際は、工夫次第でどんな場所にも収納を作ることができるんですよ!
一度、収納に関する固定観念を振り払ってみましょう。
デッドスペースを収納として活用する2つのメリット
デッドスペースの有効活用は、日常生活を快適にしてくれるメリットが多くあります。
代表的なメリットを2つ紹介します。
====================
・収納力がアップする
・家事や生活の動線が改善する
====================デッドスペースを制する物は、収納を制します!
収納力がアップする
今使われていない空間を収納として活用することで、より多くのモノを収納できるようになります。
たとえば、戸棚の中に収納したいけれど入りきらなかったモノが、扉裏収納を活用することですべて入るようになった、ということも叶います。
これまであふれていたモノを収納できれば、お部屋もスッキリと片づくでしょう。
家事や生活の動線が改善する
デッドスペースを上手く活用できれば、家事や生活の動線を改善することも可能です。
必要な場所に必要な収納をつくることで、移動距離やムダな動作が減るためです。
たとえば、洗濯機の上に洗濯洗剤や柔軟剤の置き場をつくれば、隣の棚に取りに行く・戻しに行く手間が省けます。
『ここにこんな収納があると便利だな…』という意識を持つことで、日々の生活が少しずつ改善していきますよ。
あなたの家にもきっとある!?デッドスペースになりがちな場所と活用アイデア
デッドスペースになりやすい場所と、活用グッズをお伝えします。
ご家庭ではどんな対策ができるかも、合わせて考えてみてくださいね!
家具と壁の間
壁にピッタリとくっ付けられない家電などは、壁との間にすきまができがちです。
このような狭いデッドスペースを活用するには、省スペースで置けるスリムな棚などがおすすめ。
====================
ニトリ スリムラック4段
====================引用:ニトリネット こちらの商品は、幅が12cmしかないのが、最大の特徴。
キッチンや洗面所のすき間に、手軽に収納を追加できます。
底面にコロがついているため、必要なときだけサッと引き出すことが可能。
「家具と家具の間に、微妙なすきまが空いてしまった…」という場合にもおすすめです。
吊戸棚や天袋の下
キッチンの吊戸棚やクローゼット、押し入れなどの天袋の下は、空間ができてしまうことが多い場所です。
戸棚の下につけられるラックを使えば、この空間を余すことなく活用できます。
====================
山崎実業 戸棚下多機能ラック
====================引用:山崎実業 こちらの商品は、キッチンの吊戸棚の下につけることでキッチンでよく使うツールをまとめて収納できる優れもの。
ただ単に収納力をアップさせるだけでなく、使い勝手も向上するアイテムです。
戸棚下ラックは各メーカーからさまざまな商品が発売されていますので、『何を収納したいか』に応じて選んでみてください。
扉の裏
扉の裏は、多くの人が見落としがちなデッドスペース。
見えづらい場所ですが、意外とすきまが空いていることが多いです。
ここを上手く活用できれば、見た目はスッキリさせたまま収納を増やせますよ。
扉裏収納は、フックを使った「掛ける収納」がおすすめです。
====================
無印良品 ステンレス扉につけるフック
====================引用:無印良品 こちらのフックは上下でフックの幅が異なり、27mm以下のさまざまな厚さの扉に取り付けることが可能。
洗面台の下の扉に取り付けてブラシを掛けたり、キッチンの扉裏に取り付けてミトンの収納場所にしたりと、さまざまな使い方ができます。
フックを表に出るように取り付ければ、下駄箱の扉にバッグの一時置き場をつくるなどの使い方もできますよ。
家電の上のスペース
冷蔵庫、レンジ、洗濯機などの上のスペースも、工夫次第で意外と活用できます。
各家電に対応した専用のラックがあるほか、場所によってはつっぱり棒などで棚を自作することも可能です。
====================
山善 レンジ上ラック
====================引用:山善 電子レンジの上は高温になるため、モノを直接置くのが難しい場所。
こちらの商品は、そんなレンジの上に安全に収納を追加できます。
もちろんレンジの上だけでなく、家中のいろいろな場所で活用可能です。
横幅を調整できるため、使い方のアイデアも広がるでしょう。
高い場所にある収納
高い場所にある収納は使いづらく、デッドスペースになりがちです。
背が低い人はとくに、上部の収納に手が届かないというお悩みをお持ちではないでしょうか。
このような空間を無駄なく活用するには、取り出しやすくする工夫が必要です。
====================
ダイソー スッキリ収納ハンドルロング
====================引用:ダイソー ====================
ニトリ 吊戸棚ストッカー
====================引用:ニトリネット 上記の商品のような取っ手付きのバスケットや収納ケースを使用することで、手が届かない奥の方まで活用することが可能になります。
キッチンの吊戸棚やクローゼットの上段、押し入れの天袋などにモノを収納したいときに便利なアイテムです。
【実例】デッドスペース収納をつくる手順
収納の考え方や工程を、我が家の玄関のデッドスペースを使って紹介します。
我が家の玄関には、下駄箱と壁の間に約40cmのすき間があります。
このデッドスペースの収納の手順を、写真つきで紹介します。
====================
STEP 1:収納力がアップする
STEP2:家事や生活の動線が改善する
STEP3:収納をつくる
STEP4:生活感を隠すひと工夫も
====================ぜひ、参考にしてください。
STEP1:何を収納したいか決める
まずは、ここにどんなものを収納したいのかを考えましょう。
デッドスペースがあるからといって、やみくもに収納をつくればいいというわけではありません。
我が家はこのスペースに以下のものを収納することにしました。
====================
・傘6本
・デッキブラシ
・ほうき
・ちりとり
====================STEP2:どう収納するのか決める
掃除のしやすさを意識し、棚や傘立てを置くのではなく、掛けて収納することに。
①傘
使い勝手を考えて、フックではなくつっぱり棒にまとめて掛けることにしました。子供たちも使うものなので、なるべく低い位置につけることにします。
②デッキブラシ・ほうき・ちりとり
これら3つのアイテムは、当初は壁にフックを取り付けてそこに掛けようと考えていました。しかし、デッキブラシとほうきは汚れたり濡れたりすることがあるため、できれば壁にくっつけたくないな…という考えに。
そこでこの2つはつっぱり棒にS字フックをつけて、そこに掛けることにしました。
つっぱり棒の耐荷重量を考慮し、傘とは別のつっぱり棒を使用することに。
ちりとりのみ、壁にフックを取り付けて掛けることにします。
STEP3:収納をつくる
アイテムを準備したら、実際に使う場面をシミュレーションしながら、取り付ける位置を決めていきます。
長さや高さなども事前に確認してくださいね。
S字フックは掛け外しの際にフックが落ちるストレスをなくすため、ストッパー付きのものを使用していますよ。
使いにくくないかを確認したら、完成です。
STEP4:生活感を隠すひと工夫も
このままでももちろんいいのですが、玄関はなるべく生活感を出さずにスッキリさせておきたいですよね。
そこで、つっぱり棒とのれんを使って簡易的な目隠しをつけました。
収納はあまり隠しすぎると使い勝手が悪くなりますが、のれん1枚ならサッとめくるだけなので面倒とは感じません。
ちなみにこののれんは、3COINSの商品を使っています。
デッドスペースを生まないダイドーの収納家具3選
家の中にあるデッドスペースの中でも、とくに活用が難しいのが「高い場所にある収納」です。
踏み台を使うにも、いちいちセットするのは面倒ですよね。
そこでご紹介したいのが、ダイドー製品の収納が手の届く位置まで降りてきてくれる、魔法のような収納棚!
手の届かない上部の棚を「普段使いの棚」にでき、空間をあますことなく活用できます。
1.エレベスイング
取っ手を引き下げるだけで棚の内部が降りてくるので、上棚などの上部空間もむだなく使えます。
軽い力で操作できるので、女性でもラクに使用可能です。
こちらの商品について詳しく知りたい方は、関連記事「【エレベスイング】おろせる収納で高い位置でも安全で効率的に!」をご覧ください。
2.ワンステッププルダウン
収納ラックと扉が連動した昇降機能付きキャビネットです。
吊戸棚に取り付けることで、背伸びをしたり踏み台を使ったりする必要がなくなります。
背の低い女性や妊婦さんにもおすすめです!
こちらの商品についての詳しい情報は、関連記事「【ワンステッププルダウン】低身長ママでも安心!踏み台いらずで高い収納もラクラク」をご覧ください。
3.リニアダウンボックス
手動で垂直昇降する収納棚です。
バーを握って降ろすと、棚の内部が目線の高さまで降りてきてくれます。
シンク上に取り付けて水切りカゴにするなど、さまざまな使い方ができますよ。
こちらの商品についての詳細は、関連記事「【リニアダウンボックス】デザイン重視の隠す収納!おしゃれで便利に使えるポイント」にて、詳しく解説しています。
ご紹介した3つの商品はどれも設置工事が必要となりますが、一度設置すれば使い勝手がグンと向上すること間違いなしです!
デッドスペースの活用に悩んでいる方は、ぜひ検討してみてください!
まとめ
デッドスペースを上手に活用することで、収納スペースが増え、家の中がスッキリします。
大切なのは、空いている空間に目を向け、収納したいモノや場所に適した収納を工夫すること。
ご紹介したアイテムやアイデアは、どのご家庭でも取り入れられるものばかりです。
ぜひ家の中のデッドスペースを見つけ、自分だけの収納をつくってみてください。
安全面にも気をつけながら、浮かせる収納で快適な暮らしを実現しましょう!