【導入事例】若きブドウ農家がアシストスーツを“体の一部”にする理由


「体の限界に合わせるのではなく、理想の品質を追求するために」

 

山形県米沢市で約2ヘクタールの広大な圃場を構え、高品質なブドウ栽培に情熱を注ぐ島軒果樹園。3代目・島軒正陽さんは、板前から転身した異色の経歴を持つ若手農家様です。

2020年から「TASK AR」を導入し、今では「アルケリス*」や空調服と組み合わせた“フル装備”で現場に立つ島軒さん。なぜ、まだ30代という若さでアシストスーツを導入したのか? その背景にある「怪我による挫折」と「ブドウ農家としての戦略」を伺いました。


島軒さん: 実家は3代続くブドウ農家ですが、一度外の世界を見たくて板前をしていました。海外でワイン用ブドウの文化に触れ、その魅力に改めて気づいてUターンしたんです。当時は若かったですし、体力には自信がありました。「農業は体力勝負、ゴリ押しでなんとかなる」と思っていましたね。

島軒さん: 2019年、趣味のロードバイクで落車して肩を脱臼してしまったんです。骨が飛び出るほどの大怪我で、それが一番忙しい7月のことでした。現場に出たくても体が動かない。その時、痛感したんです。「体力任せのやり方では、怪我をした瞬間に終わる。長く現役を続けるには、仕事を効率化し、身体への負担を減らす道具が必要だ」と。そこから必死でアシストスーツを探し始めました。


島軒さん: 最初は海外の軍事用スーツまで調べましたが(笑)、ようやく辿り着いたのがダイドーさんの「TASK AR」でした。決め手は、装着した時の圧倒的な「馴染み感」です。

他社の製品も検討しましたが、TASK ARは「腕を上げていられる時間が伸びる」のはもちろん、常に肘を支えてくれる「肘掛け」が一緒に動いてくれるような感覚なんです。これなら、上向き作業だけでなく選果などの卓上作業でも使える。2020年に導入して今年で6年目になりますが、今ではもう「自分の体の一部」として欠かせない存在です。


島軒さん: 4月から11月のシーズン中は、毎日ずっと着用しています。                                                          実は、TASK AR単体ではなく、脚をサポートする「アルケリス」と「ファン付き作業服(空調服)」を同時に組み合わせた“フル装備”で作業しています。 

島軒さん: むしろ逆です。TASK ARで腕を支え、アルケリスで「立ちながら座る」姿勢をキープする。体重をスーツが逃がしてくれるので、腰や太ももへの負担が劇的に減りました。体が楽だと、その分ブドウ一粒一粒と向き合う時間が増える。疲れにくいから、作業の精度も最後まで落ちません。


島軒さん: 最大の成果は「品質の向上」です。作業効率が上がり、一房ごとに手間暇をかけられるようになった結果、2021年と2025年にリンベルの品評会で優秀賞をいただくことができました。これは、アシストスーツが「高品質な大量生産」を実現するための重要なピースであったことの証明だと思っています。

島軒さん: 私が使っているのを見て、今ではスタッフも「貸してください」と自ら手にとるようになっています。農園を拡大していく上で、スタッフの体を守り、快適に働いてもらうことは何より大切です。

正直、補助金の関係で買い足しが難しい時期もありましたが、「これは絶対に必要だ」と確信しているので、今後は実費でも追加導入していくつもりです。


島軒さん: アシストスーツは「体の限界に合わせて、楽をするための道具」ではありません。「体への負担を減らし、プロとしての最高のパフォーマンスをより長く、快適に発揮し続けるための投資」です。

特にブドウ農家のように腕・肩・腰を酷使する現場にとって、これほど心強い味方はありません。一生涯、大好きなブドウ作りを続けていきたい。そう願うなら、ぜひ一度その“軽さ”を体感してみてほしいですね。


島軒果樹園(山形県米沢市)

代表:島軒正陽様 約2ヘクタールの圃場にて、贈答用ブドウからワイン用ブドウまで幅広く栽培。 「TASK AR TypeS3」および「アルケリス」を導入し、次世代の農業スタイルを実践中。


導入製品:「TASK AR TypeS3」

*アルケリス:足腰の負担なく長時間の立ち仕事ができるアシストスーツ。足に装着し、装着者の体重をスネとモモで分散して支えることで、長時間の立ち仕事を楽にします。

製品HP:https://www.archelis.com/product/product-archelis/