【現場検証レポート】ウォータージェット作業の負担軽減へ<(株)久野製作所様>


橋梁の剥離やコンクリートのはつり作業など、過酷な環境下で行われるウォータージェット(WJ)工法。株式会社久野製作所様(以下、久野製作所)のご協力のもと、作業者の身体的負担を軽減し、誰もが活躍できる現場づくりを目指して、アシストスーツ「TASK AR X WJ」の実証検証を行いました。

WJ作業は、現場によって上向き・横向き・下向きと多岐にわたる姿勢を強いられます。特に上向き作業や正面での保持は、肩や腕に激しい疲労を蓄積させます。

  • 課題: 「夏場は特に体力差が顕著に出る」「交代しながら工夫しているが、根本的な負担軽減が必要」という危機感。
  • 現状: 上向き作業では、補助なしの状態ではわずか10秒〜50秒ほどで限界を迎えるケースもありました。

久野製作所では自社で補助装置を開発するなど、以前から負担軽減を模索されていました。数ある製品の中で「TASK AR X WJ」を選んだ最大の理由は、WJ工法のリーディングカンパニーであるスギノマシン社が監修を務めた商品であるという点でした。

実際の現場で「TASK AR X WJ」を着用し、その効果を数値化しました。

■ 上向き作業における連続作業時間の変化

  • A氏(60代): 50秒で限界だった作業が、着用により3分(180秒)まで延長。
  • B氏(40代): 10秒で限界だった作業が、着用により1分(60秒)まで延長。

■ 現場スタッフの実感

「腕の角度によっては、機器が非常に軽く感じる」 「本体が軽量なので、足場の移動も苦にならず、防護服との干渉も少ない」 「無負荷時でもしっかりと腕を支えられている感覚がある」

今回の検証では、実用化に向けた具体的な要望も得られました。

  • 保持力のさらなる強化: WJツール(約6.5kg)に加え、水の入った高圧ホースの重さ(約10kg〜)も考慮したさらなるパワーがほしい。                                        重さを支えるだけでなく、施工面に押し付ける力をアシストする機能への期待。

当社ではこうした「現場の生のご意見」を大切にし、ウォータージェット業界の未来を支える製品づくりを続けてまいります。


【ご協力企業紹介】

株式会社久野製作所
橋梁補修、コンクリート構造物の維持管理におけるWJを用いた施工技術に強みを持つ企業様

会社HP:https://wj-kuno.com/


【検証製品】

前腕/上腕の負担を軽減するアシストスーツ:「TASK AR X WJ」