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    えみりぃ

    10歳、8歳、2歳を育児中の3児ママライター。
    大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
    ママの視点から、暮らしのヒントになる
    整理収納術・空間活用術をお伝えします。


    2025/05/30


    忙しくてもキレイが続く!簡単にできるトイレ掃除の方法と収納のコツを解説


    トイレ掃除の方法がよくわからない

    キレイにしてもすぐ汚れが気になってしまう

    このようにお悩みではありませんか?

    トイレは家族が毎日何度も使う場所。小さなお子さんがいる家庭では、とくに清潔を保っておきたいところですよね。

    また、お客さんが来たときにトイレが汚れていると、良くない印象を与えてしまうことも…

    普段からスッキリとキレイなトイレなら、家族もお客さんも気持ちよく使えます。

    今回は、トイレ掃除の正しい方法を写真付きでわかりやすくご紹介します。

    あわせて、スッキリ落ち着いた空間にするための収納アイデアも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

    トイレ掃除は、正しい方法を知れば意外と簡単!毎日少しの工夫でキレイを保てますよ!

    トイレ掃除をこまめにするべき理由

    トイレ掃除をこまめにするべき理由

    トイレは家の中でも特に菌が繁殖しやすく、汚れやすい場所です。

    目に見える汚れはもちろん、ニオイの原因となる雑菌も放っておくとどんどん増えてしまいます。

    ====================
    ・見た目だけでなく、ニオイや衛生面にも影響する
    ・定期的な掃除で、感染症予防や家族の健康管理にもつながる
    ・キレイな空間は、使うたびに気分もアップ!
    ====================

    清潔なトイレを維持するためには、こまめな掃除が必要不可欠です。

    「毎日忙しくて、トイレ掃除に時間をかけられない!」という方も大丈夫。

    その日の汚れをサッと落とすだけの簡単な掃除なら、1回5分以内で終わります。

    家事に育児に忙しい日々ですが、短時間でも日常的なケアを習慣にすれば、大掃除の手間もぐっと減りますよ。



    トイレ掃除に必要な用具

    トイレ掃除に必要な用具

    トイレ掃除を正しく実践するには、まずは道具選びがポイント。

    ここでは、ぜひ揃えておきたいアイテムをご紹介します。

    写真は、我が家で実際に使っている掃除アイテムたちです!



    洗剤


    洗剤

    汚れをスッキリと落とすには、汚れの種類に応じて洗剤を使い分けるのがコツです。

    洗剤には「中性」「アルカリ性」「酸性」があります。

    洗剤のラベルに種類が書かれていますので、確認してみてください。

    どんな汚れにどの洗剤が効果的かについては、後ほど詳しく解説します。

    日常のお手入れに使う洗剤は、スタンダードなトイレ用中性洗剤がおすすめ。

    素材を傷めにくく、幅広い汚れを落とすことができます。



    トイレブラシ


    我が家では、使った後ブラシ部分をそのまま流せる使い捨てタイプを使用しています。

    使い捨てタイプのメリットは、なんといっても衛生的なこと。

    トイレ掃除の心理的なハードルがグッと下がります。

    トイレブラシは、さまざまなメーカーから数多くの商品が発売されています。

    先が曲がっている形状のものなら、フチ裏まで届くためすみずみまでキレイにできるでしょう。

    ご自身がストレスなく使えるブラシをぜひ用意してください。



    お掃除用シート


    便器の中以外のお掃除には、トイレ用のお掃除シートがおすすめ。

    便器の外側、壁、床、棚など幅広い箇所を手軽にお掃除できます。

    雑巾でも代用可能ですが、使い捨てのシートがあれば便利で衛生的です。

    破れにくく、しっかり拭ける厚手のものを選びましょう。



    ゴム手袋


    ゴム手袋があれば、洗剤や汚れから手を守ってくれます。

    特にアルカリ性の強い洗剤を使用する場合は、必ず手袋を使用するようにしましょう。

    使い捨てのものを使用すれば、清潔で後片付けも楽です。

    使い捨てではない手袋を使う場合は、衛生面を考えてトイレ専用のものを用意するのがおすすめです。



    汚れ防止のジェルスタンプなど


    必須のアイテムではありませんが、使用することで掃除の手間が減る便利なグッズです。

    便器内にペタッとつけるスタンプタイプの他、タンクに置くタイプなどもあります。

    香りつきのものを使用すれば、消臭効果も期待できますよ。



    【頻度別】「日常ケア」と「週1しっかり掃除」の役割と方法

    【頻度別】「日常ケア」と「週1しっかり掃除」の役割と方法

    トイレ掃除は「毎日のちょこっとケア」と「週に1回のしっかり掃除」の組み合わせが理想的。

    この2つを組み合わせることで、少ない負担で清潔なトイレを維持できます。

    もちろん、家族の人数やライフスタイル、トイレの性能などによって最適な頻度は異なるもの。

    ご自宅の「無理なくキレイが続く」頻度を見つけることが大切です。

    では、「日常ケア」と「週1しっかり掃除」、それぞれの方法を詳しくみていきましょう。



    日常ケア(毎日~2日に1回)


    目的】汚れをためないこと

    【時間】5分以内で終わる簡単ルーティン

    【手順

    ①便器内のこすり洗い

    便器内のこすり洗い

    洗剤を使い、便器内をブラシでしっかりこすります。

    我が家で使っているトイレブラシは、ブラシ部分に洗剤成分がしみ込ませてあるので楽チンです!


    ②便器の拭き取り

    便器のふきとり

    トイレシートを使い、フタ、便座、便座裏、本体と、上から下へ拭いていきます。


    ③棚・壁・床の拭き取り

    棚・壁・床の拭き取り

    周囲の棚や壁、床もトイレシートで拭き取ります。落ちにくい汚れがある場合は、軽く洗剤をつけて汚れを落とします。



    週1しっかり掃除


    【目的】頑固な汚れや雑菌の根本ケア

    【時間】5~15分ほど、しっかり除菌と洗浄を行う

    【手順

    ①便器のフチ裏・便器内の黒ずみに洗剤をかけてつけ置き

    便器のフチ裏・便器内の黒ずみに洗剤をかけてつけ置き

    便器のフチ裏や水がたまっている部分など、汚れがたまっている部分に洗剤をかけておきます。

    黒ずみ汚れには、トイレ用のブリーチが効果的です。

    容器の【使用方法】に従って、洗剤をかけたあとこすらずにつけ置きしましょう。


    ②便器のリフトアップ

    便器のリフトアップ

    リフトアップできるタイプの便器であれば、すき間も掃除できます。トイレシートで汚れを拭き取りましょう。


    ③ウォシュレットの洗浄

    ウォシュレットの洗浄

    リモコンに「ノズルそうじ」などのボタンがあれば、ウォシュレットの掃除ができます。

    ノズルを出して、やわらかいブラシやシートなどでやさしく汚れを落としましょう。

    我が家では使い古した歯ブラシを使っています。

    ウォシュレットは精密な機器なので、洗剤などを使用することは推奨されていない場合が多いです。

    トイレの取扱説明書などでよく確認してくださいね。


    ④便器内のこすり洗い

    便器内をブラシでこすって汚れを落とします。


    ⑤便器の拭き取り

    トイレシートを使い、フタ、便座、便座裏、本体と、上から下へ拭いていきます。


    ⑥棚・壁・床の拭き取り

    周囲の棚や壁、床もトイレシートで拭き取ります。落ちにくい汚れがある場合は、軽く洗剤をつけて汚れを落とします。


    ⑦汚れ防止のジェルスタンプ

    汚れ防止のジェルスタンプ

    最後に、汚れを防止してくれるジェルスタンプなどを設置します。



    【頑固汚れ】洗剤は汚れの種類に応じて使い分けると効果的!

    【頑固汚れ】洗剤は汚れの種類に応じて使い分けると効果的!

    トイレに付着する汚れは、1種類ではありません。

    汚れをスッキリとキレイに落とすには、汚れの種類に応じた洗剤を使うと効果的。

    特に、頑固な汚れは汚れの性質を見極めたうえで洗剤を使い分けましょう。

    ここでは、代表的な汚れと、それに対応する洗剤をご紹介します。



    黒ずみ


    黒ずみ

    便器のフチ裏や水がたまっているところは、黒ずみが発生しやすい部分です。

    黒ずみの正体はカビ。トイレ内は湿気がこもりやすいため、どうしてもカビが発生しやすくなります。

    カビの黒ずみは、アルカリ性洗剤で除菌&漂白するのが効果的。

    「トイレブリーチ」などの洗剤を用意しましょう。



    黄ばみ・尿石


    黄ばみ・尿石

    トイレにこびりつく黄ばみは、尿汚れが固まったもの。放置すると、頑固な尿石に変化していきます。

    尿石になると、通常の洗剤では落としにくくなりますので、酸性の洗剤で分解して落としましょう。

    市販品では「サンポール」などの商品がよく使われます。



    複数の洗剤を使い分ける際の注意点


    複数の洗剤を使い分ける際の注意点

    塩素系の洗剤と酸性タイプの洗剤は、混ぜると有毒ガスが発生するため危険です。

    そのような恐れがある洗剤は、容器に注意表示が書いてありますので必ず確認するようにしてください。

    両方のタイプの洗剤を使いたい場合は、一緒には使わず日を分けるか、同日に使うなら何度か水を流してから次の洗剤を使うようにしましょう。



    【収納編】掃除道具をスッキリ片付けるコツ

    清潔感のあるトイレにするためには、物がごちゃごちゃしておらず、スッキリ片づいていることも大切。

    でも、狭いトイレで掃除道具を片付ける場所がない……とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

    ここでは、トイレの掃除道具を上手に収納するコツをご紹介します。



    掃除道具は厳選する


    世の中には便利なお掃除アイテムがたくさんあります。

    しかし、あれもこれも揃えてしまうと物が増え、トイレ内がごちゃつく結果に…

    安易に買うのはやめて、我が家の掃除に必要なものを見極めるようにしましょう。

    ストックも、必要最低限にすることが大切です。



    掃除のしやすさも考えて収納する


    棚に入りきらないからと、掃除道具を床に置いていませんか?

    床に置いてしまうと、掃除の際に持ち上げる必要があり、ひと手間かかってしまいます。

    「浮かせる」収納ができるように工夫してみましょう。

    棚に収納する場合もカゴなどにまとめて入れ、サッと取り出せるようにしておくのがおすすめ。

    時短になりますし、掃除に対するハードルが下がります。

    浮かせる収納に関して詳しく知りたい方は、関連記事「「浮かせる収納」で我が家が変わる!スッキリ&快適に暮らすアイデア集」をご覧ください。



    収納が足りない場合は自作することも可能


    トイレの収納が小さく、どうしてもすべてのアイテムを収納できないという場合は、収納を自作するなどの工夫で解決できます。

    突っ張り棚や壁に取り付ける棚などを使い、収納場所を増やしましょう。

    トイレの収納に関しては、関連記事「おしゃれで落ち着くトイレにしたい!狭くてもOKな収納アイデア」でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。



    【まとめ】キレイが続くトイレ掃除の方法を見つけよう

    トイレ掃除は「日常のケア+週1掃除」でキレイを保てます。

    適切な掃除の頻度はご家庭によって違いますので、最初は数日おきに掃除をし、汚れがたまるようであれば頻度を増やすなどして見極めていきましょう。

    また、スッキリ落ち着くトイレにするには収納の管理も大切。

    掃除アイテムは最低限にしぼったうえで、使いやすい収納を工夫してみてください。

    清潔なトイレは、家族の健康や笑顔につながります。

    忙しい毎日の中でも、無理なく続くトイレ掃除の方法を見つけて、習慣化を目指しましょう!


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