加工技術
加工技術を極めるだけにとどまらない
安定良品供給のために”仕組み”も極める
当社は長年にわたり、住宅建材・住宅設備という分野で幅広い種類の金属加工製品に携わってきました。 金属加工の技術を極め続けるために、人材育成による技術の継承・成長を図り、日々進化する生産設備へ継続的な投資を行うことで新技術の導入を積極的に行います。 そうすることで、多種多様化するお客様のニーズに応え続けることができ、当社の技術営業が受注する製品が複雑で高度なモノであっても、安定して良品を供給できます。
切断
レーザー加工機を使用すれば、CAMで作成した図面を基に切断加工ができます。
●移動:ハイブリッド方式
●ストローク(X×Y×Z):2500×1250×300
●早送り(m/分):最大50(単軸)、70(合成)
●最大加工送り速度(m/分):最大30
●位置決め精度(mm):0.01/500
●繰り返し精度(mm):±0.05(X,Y軸)
【導入設備】レーザー加工機、アルミ切断機曲げ
最大5.8mの長尺物の曲げ加工ができます。
【導入設備】
ブレーキプレス、両刀ベンダー、パネルベンダー精密加工
ワイヤーカット:放電加工機の一種で、ワイヤーに電流を流し、ワイヤーからの放電で糸のこぎりのように金属の切断ができます。
●最大H150×W300×D300
【導入設備】
ワイヤーカット・平面研磨機-
溶接
材料と材料の接合部に熱を加え、材料を溶かし接合することができます。 鉄、アルミニウム、ステンレス等の溶接が可能です。 ※写真は溶接試験片。引張試験と曲げ試験を実施し、溶接部で切断がされないことを確認しています。
【導入設備】
TIG溶接機・CO2溶接機 -
複合加工機
NC旋盤の機能、マシニングセンタの機能を両方持ち合わせた機械です。 1台の機械で、多形状の加工が可能です。
【加工能力】
最大の振り:658mm/25.91in 最大加工径:658mm/25.910in 棒材作業能力:65mm/2.6in 最大加工長さ:1011mm/39.800in
【加工精度】
±0.005
【導入設備】
複合加工機 -
マシニング
【加工能力】
●フェースミル:302mL/min
●ドリル:59mLmin
●タップ:M30×P3.5
●繰り返し精度(mm):±0.05(X,Y軸)
【加工精度】
±0.02
【導入設備】
マシニングセンタ・ドリルメイト
設計スキルを活かした作図・シュミュレーション力
各種ソフトによる作図・シュミュレーションにより、仮想で試作が可能となり、試作時間の削減に繋がります。
電子設計図面により変換入力のスピードアップや、3DCADでのアッセンブリー・勘合・干渉チェックにより、新規・量産立ち上げや、特注品の製造リードタイムの短縮が実現可能に。
ヒトの技能
溶接や熱溶着といった技能は、特殊工程習得者は技能者として認定し、技能手当を支給することで、責任と技能維持・修得へのモチベーションアップをバランス良く図っています。 組み付けにおいては、0から完成品までを1人で仕上げる「セル生産」を採用。中でも、手順書に基づいた教育を行い→熟練者による製作工程の手本を見せ→手順書を見ながら実作業をし→ヒアリングを行う、といったフローの徹底で、基本に基づいた人材を育てます。
材料保管の仕組み化
西日本初形材自動倉庫による「ジャスト・イン供給」は、当社で頻繁に使用する大型アルミ形材の自動ラック保管システムです。大型材料の先入れ先出し管理はもちろんのこと、今まで形材置場としていたスペースの利活用、形材の置き場・保管方法の改善を行うことができています。 お客様により良い製品を提供するために、より良い生産現場の確立を進めています。