高低差を活かした空中デッキでプライバシーと開放感の両立を実現


~石垣の上の限られた空間を、家族の憩いの場へ~


・石垣上の限られた庭スペースを有効活用したい
・向かいの集合住宅からの視線を気にせず、開放的に過ごしたい
・お子様が安全に遊べる屋外スペースが欲しい

お客様は、石垣の上に建つという立地条件の中で、限られたスペースを最大限に活かしながらプライバシーと開放感の両立を目指されていました。特に小さなお子様がいらっしゃることから、安全で快適な屋外空間の創出が重要なポイントに。そこで、石垣下の未利用地も含めた敷地全体の価値を引き出す、高床式デッキの設置をご提案しました。


石垣の高低差を活用した空間設計

  • ・石垣下部に支柱を立て、3.5m幅の広々としたデッキスペースを創出
  • ・高さ3mの石垣を活かした独創的な空間設計
  • ・未使用だった敷地を有効活用し、新たな生活空間を実現

プライバシーへの細やかな配慮

  • ・1.8m高のルーバー面材で、周囲からの視線を適切に遮断
  • ・通風と採光を確保しながら、圧迫感のない快適な空間を実現
  • ・リビング前の大開口サッシを存分に活かせる設計

安全なソト空間     

  • ・お子様の安全を考慮した足掛かり防止設計
  • ・出入口に門扉を設置し、お子様の飛び出しを防止
  • ・高強度のアルミ製支柱と木樹脂材デッキで、揺れの少ない安定した構造を実現


石垣上のわずかなスペースに、快適な暮らしの可能性を広げる空間を創造しました。アルミ製の高強度支柱と木樹脂デッキの組み合わせにより、石垣下の未利用地を活用した3.5m幅の広々としたデッキを実現。リビング前の限られた空間が、プライベートデッキとして生まれ変わりました。

お客様の住宅は、約3mの高さの石垣の上に建ち、敷地境界は石垣の下部にありました。石垣下の土地も所有地に含まれているものの、有効活用できていない状態でした。

石垣上の庭スペースは1m未満の限られた幅しかなく、広々とした屋外空間を確保することが課題となっていました。

室内の明るく洗練された空間デザインを活かしながら、屋外との一体感を演出。木目調デッキの温かみのある色調と、モダンなステン色のルーバーフェンスが織りなす、スタイリッシュな空間に生まれ変わりました。

ルーバーの絶妙な角度により、プライバシーを確保しながらも、風や光を適度に取り入れることに成功。圧迫感を感じさせない設計で、開放感のある快適な空間を実現しています。

大開口のサッシから眺める正面のアパートが、カーテンを閉め切らざるを得ない状況を生んでいた室内。その課題を、洗練されたデザインのルーバーフェンスと、上質な木目調デッキで見事に解決しました。

リビングから段差なくつながるデッキスペースは、お子様の様子を自然に見守れる理想的な場所。お子様が面材に上らないように、足掛かりにも配慮しています。

ルーバーフェンスで周囲の視線を遮りながらも、風通しの良い開放的な空間を実現。斜めに配置されたルーバーの隙間からは、やわらかな日差しが差し込み、美しい陰影を描きます。

プライバシーが守られた空間では、ビニールプールを設置して思い切り水遊びを楽しむことができます。視線を気にせず、お子様とのびのびと水遊びを楽しめる、特別な夏の遊び場が誕生しました。

楽しい遊びの空間だからこそ、安全面への配慮も万全に。目を離したすきにお子様が外に出ていくことのないよう、安全を考慮した門扉を設置。子育て世帯の目線に立った安全対策を施し、安心して遊べる空間を実現しています。