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    えみりぃ

    8歳、6歳、0歳を育児中の3児ママライター。
    大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
    ママの視点から、暮らしのヒントになる
    整理収納術・空間活用術をお伝えします。


    2024/10/01


    【これでスッキリ】本の収納方法5ステップ!種類別の片付け方やおしゃれに見せるアイデアも


    本がどんどん増えて本棚に入りきらない

    絵本や雑誌など、サイズの違う本をキレイに収納したい!

    本をスッキリ収納できる便利グッズが知りたい!

    本をテーブルや床に積みっぱなしにしているなど、収納方法に悩んでいませんか?

    実は、正しい収納テクニックを知れば、誰でも簡単に本を整理できるようになります。

    今回は簡単にできる本の収納テクニックを、5ステップで解説します。

    100均で買えるおすすめ収納グッズや、おしゃれな本の収納アイデアもあわせて紹介するので、ぜひ実践してみてください。

    わが家の本棚の整理術も大公開します!



    本をうまく収納できない3つの原因

    本をうまく収納できない原因は、「本棚」か「本」のどちらかにあります。

    本棚のスペースは有限なので、それより多くの本を収納できないのは当然です。

    本をうまく収納できない3つの原因を解説します。


    棚の高さが合っていない


    本をうまく収納できない原因の1つ目は、「本棚の高さが本のサイズと合っていない」からです。

    本は立てて収納するのが基本です。

    しかし本棚の高さが足りないと、本を横に寝かせて収納したり、積んでおいたりするしかありません。

    本棚は、棚の高さが自由に変えられるタイプが理想的ですが、棚が固定されている場合もあります。

    そんなときは収納グッズを使って、棚の高さを調整して、本を収納しましょう。


    本の量が多すぎる


    2つ目の原因は、「本の量が多すぎる」からです。

    本棚に収納できる本の量は限られています。

    大量の本を収納しようとすると、本棚に入りきらず、あふれてしまうのは当然です。

    すべての本を収納するのではなく、まずは不要な本を処分することから始めましょう。

    本好きな人はこの理由が多いですね!




    本の分類ができていない


    本をうまく収納できない原因の3つ目は、「本の分類ができていない」からです。

    絵本や雑誌など、本のサイズはさまざまで、ジャンルや色もそれぞれ違います。

    そんな本をばらばらに収納すると、統一感がなく見た目も悪いです。

    読みたい本をすぐに取り出せないので、機能性が悪いというデメリットもあります。

    本は自分でルールを決めて、きちんと分類して収納することが大切ですよ!




    【基本】本の収納テクニック5ステップ

    本をうまく収納するには、基本のテクニックをおさえることが大切です。

    5ステップで簡単にできる本の収納方法を紹介します。


    【ステップ1】本棚から本を全て出す


    まずは本棚からすべての本を出しましょう。

    整理の基本は本も同じで、「自分が何をどれだけ持っているかを知ること」がスタートです。

    本棚を空っぽにするつもりで、すべての本を出してみてください。


    【ステップ2】処分する本を選ぶ


    すべての本を出し終えたら、1冊ずつ確認しながら「残す」か「処分する」かを決めます。

    処分する本の具体的な選び方は、以下のとおりです。

    ====================
    ・2年以上読んでいない本
    ・魅力を感じない本
    ・汚れや傷みがある本
    ====================

    これらに当てはまる本は処分するのがいいでしょう。

    本を処分するなら、フリマアプリへの出品や寄付がおすすめです。


    【ステップ3】本を分類する


    残すと決めた本はそのまま収納するのではなく、分類するのが大切です。

    なんとなくで本棚に収納すると、見た目がばらばらで統一感がなかったり、取り出しにくかったりするからです。

    本を分類するときは、以下のルールを参考にしてください。

    ====================
    ・同じサイズや色で分類する
    ・本のジャンルで分類する
    ・よく読むかどうかで分類する
    ====================

    見た目や機能性など、何を重視するかは人それぞれです。

    本の分類方法に正解はないので、自分に合うルールを決めるといいでしょう。



    【ステップ4】本の高さに合わせて棚の位置を変える


    小説やマンガ、絵本や雑誌など、本のサイズはさまざまです。

    本の高さに合わせて棚の位置を変えれば、キレイに収納できます。

    ポイントは、使いやすさを考えて、本と棚の間には少しスキマをあけること。


    【ステップ5】本を収納する


    最後に、自分のルールで分類した本を収納しましょう。

    本を収納するときは、本棚の下から始めるのがポイントです。

    重い本やサイズの大きい本は、本棚の下に収納すると見た目が良くなります。

    本棚の下に重心を置けば、地震対策にもなりますよ。

    この5ステップで収納すれば、誰でもかんたんに本棚をスッキリ整理できますよ!




    100均グッズを使用した本の収納アイデア

    本の収納には100均グッズを活用するのがおすすめです。

    ダイソーやセリアで買える、本の収納に使える便利グッズを3つ紹介します。

    それぞれのグッズを使った収納アイデアも紹介するので、ぜひ実践してみてください。



    ダイソー|ブックエンド


    (画像引用:ダイソーネットストア

    本棚をきれいに揃えるには欠かせない、基本のアイテムです。

    ダイソーの「ブックエンド」は、シンプルで使いやすいのが特徴です。

    白と黒の2色あり、家のインテリアに合わせて選べます。

    ブックエンドのサイズも豊富で、本棚や本のサイズに合わせて選べるため、マンガや絵本などさまざまな本の収納に便利です。

    使い方は、左右にブックエンドを置き、その間に本を立てて収納するだけ。

    子どもでも簡単に収納できるので、片付けの習慣を身につけるのに役立つでしょう。


    セリア|ブックスタンド


    (画像引用:レタスクラブ

    セリアの「ブックスタンド」の特徴は、本を2段式で収納できることです。

    奥のほうが約7cm高くなっているため、本の背表紙が見やすく、取り出しやすいのがメリットです。

    段ボール素材で軽く、簡単に組み立てられ、同じスペースで2倍の本を収納できます。

    棚の高さを自由に変えられない本棚の場合は、セリアのブックスタンドを使うのがおすすめです。


    セリア|プレンティボックス コミック


    (画像引用:ROOMIE

    セリアの「プレンティボックス コミック」は、マンガを収納するのに便利です。

    シンプルな見た目でインテリアに馴染みやすく、組み立ても簡単です。

    プレンティボックス1つで、約16冊のマンガを収納できます。

    「大量のマンガをまとめて収納したい」
    「中に入っている本を見せずに収納したい」

    マンガの収納に悩んでいるなら、セリアのプレンティボックスを使うといいでしょう。


    【種類別】見た目もおしゃれな本の収納方法!

    本は本棚に収納するだけではなく、「見せる収納」としてインテリアにも活用できます。

    カラフルな絵本や表紙の美しい雑誌など、好きな本を飾っておく方法もあります。

    見た目もおしゃれな収納方法を、本の種類別に紹介します。


    雑誌の収納方法


    雑誌には「隠す」と「見せる」の2つの収納方法があります。

    ====================
    「隠す収納」:ファイルボックスに入れてジャンルごとに管理する
    「見せる収納」:ブックシェルフやマガジンラックに立てて飾る
    ====================

    表紙がキレイな雑誌を「見せる収納」にすると、インテリアとしても楽しめます。

    実用性を重視する場合は、ジャンルごとにファイルボックスに入れて「隠す収納」にすれば、部屋が整った印象になります。

    自分の好みや収納スペースに合わせて、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けるといいでしょう!



    単行本の収納方法


    単行本をおしゃれに収納するなら、色やサイズで分類して収納するのがおすすめです。

    本の高さをそろえると、美しくスッキリした印象になります。

    同じ色の本をまとめる場合は、グラデーションを意識して収納するようにしましょう。

    デザイン性の高い単行本は、インテリアとしてテーブルに置くのもアリです。

    植物や雑貨と組み合わせれば、おしゃれな雰囲気を演出できます。


    絵本や児童書の収納方法


    表紙がカラフルな絵本や児童書は、見せる収納として飾るのがおすすめです。

    ディスプレイラックに立てて収納するといいでしょう。

    子どもが出し入れしやすいよう、低い位置に収納するなどの工夫も大切です。

    ブックスタンドや収納ボックスを使えば、ジャンルごとに整理して収納できます。

    子どもが自分で本を選んで、片付ける習慣を身につけるのにも役立ちますよ!



    【写真あり】わが家の子供用本棚の整理収納術

    わが家の子供達の本棚を整理したので、写真付きで解説します。

    わが家には小4、小2、1歳の3人の子供がいます。

    歳の離れた兄弟ですが、おもちゃ置き場や本棚は基本的に1か所です。

    カラーボックスを並べた横に広がる大きなスペースに、小学生向けと幼児向けに分けて、本やおもちゃを並べています。(背面にもあり)

    並べているものは、以下に分類されます。

    ====================
    ・絵本
    ・図鑑
    ・図書館で借りた本

    ・歴史マンガ
    ・コミック
    ・児童書
    ・レゴブロックなど小学生向けのおもちゃ
    ・型はめパズルなど幼児向けのおもちゃ
    ====================

    見た目が乱雑になりつつあったので、整理しました。


    読まない本は箱に収納


    全部取り出し、不要なものを取り除くところから始めました。

    ブームの周期がはやい小学生の本棚には、読まなくなった本も多くありました。

    たとえスペースに余裕があっても、不要なものは処分すべきです。

    今回は上記でお伝えしたプレンティボックスを購入し、読まなくなったマンガを収納しました。

    本を売るかどうかも話し合いましたが、本人曰く「まだ読みたい!」とのことでしたので、一旦押し入れに片付けました。

    子供の意思も尊重してあげましょう!



    年齢のカテゴリーで分ける


    小学生が読んだり遊んだりするものは右側よりに、1歳が使うものは左側に置き場を決めました。

    1歳のおもちゃの中でもよく遊ぶ乗りもの系など自分で取りたがる物は下側に、親が取ってあげるおもちゃは上側に設置。

    また、小学生用のおもちゃで1歳に触られたくないビーズ系やカード系のおもちゃは、上部に置くようにしました。


    収納に使用したアイテム


    今回の収納で使用した収納アイテムは2つです。

    ◉2段式ブックスタンド

    カラーボックスは奥行きがあるため、コミックや文庫本を収納する際は、前後の収納がおすすめです。

    セリアのブックスタンドがとても役立ちました。

    ◉突っ張り棚

    こちらはカードゲームの収納に役立てました。

    カラーボックスは時に高さが余ってデッドスペースになります。

    突っ張り棚で上下2段のスペースを作ることで、取り出しやすくなりました。


    カテゴリー収納は一部のみ


    カテゴリー分けしやすいコミックや図鑑、シリーズ絵本は集めて収納していますが、そのほかは細かく設定していません。

    「細かくわけすぎない」という視点も大切だからです。

    本棚を使うのは子供たちです。

    子供たちが使いやすい本棚にしないと、面倒になって片付けにくくなり本末転倒。

    分けるべきところだけ分けたら、あとは目安で分ける程度でOKです!

    見た目の美しさよりも、子供たちが使いやすい収納にするのがベストです!



    不要な本はフリマアプリの出品や寄付がおすすめ

    家の収納スペースは限られているため、不要な本は処分すべきです。

    「でも、本をそのまま捨てるのはもったいない」と思うなら、フリマアプリでの出品や寄付がおすすめです。

    フリマアプリに出品すると、高額ではありませんが、いくらかのお金を得られます。

    もし不要な本が大量にあるなら、セット売りするのもおすすめです。

    フリマアプリに出品するときの注意点は、本のキズや汚れは事前にきちんと伝えておくこと。

    トラブルを防ぐためにも、本の状態をできるだけ正確に伝えるようにしましょう。

    また、学校や図書館では本の寄付を受け付けているところもあるので、寄付する場合は連絡して確認するといいですよ。

    おしゃれな本棚を維持するために大切なこと2つ

    本をキレイに収納したのに、気づけば散らかっていたり、本棚からあふれていたりすることも。

    おしゃれな本棚を維持するために、大切なことを2つ解説します。


    本を読んだら元の場所に戻す


    片付けの基本は、「使ったものは元の場所に戻す」こと。

    本も同じで、読んだ本は必ず元の場所に戻しましょう。

    「読み終わった本をテーブルに置きっぱなし」「読みかけの本をとりあえず積んでおく」のは絶対にダメ!

    読みかけの本がある場合、「しおり」を使うのがおすすめです。

    本のどこまで読んだのか目印になるので、次に読むときもスムーズにページを開けます。

    片付けは習慣化が大切なので、本を読んだら元の場所に戻すことを意識しましょう。



    定期的に本の数を見直す


    定期的に本の数を見直して、不要なものを処分するのが大切です。

    本を見直すときのポイントは、次の2つ。

    ====================
    ・具体的な日を決める:「毎月1日」など
    ・収納する本の数を決める:「50冊まで」など
    ====================

    定期的に本の数を見直せば、おしゃれな本棚を維持できるようになります。


    【まとめ】整理収納をして本も心もスッキリさせよう

    本棚をきちんと整理して収納すると、部屋全体がキレイに見えます。

    見た目や使いやすさを考え、自分でルールを決めて本を収納することが大切です。

    「本棚からあふれた本で部屋が散らかってしまう…」
    「必要な本がすぐに見つからない…」

    こんなお悩みも、今回紹介した5つのステップで本を収納すれば、簡単に解決できます!

    便利グッズやおしゃれな収納アイデアもあるので、無理なくできることから始めてみましょう。

    本は形やサイズが決まっているため、ルールを決めれば収納は簡単です。

    また子どもと一緒に本を整理することで、片付けの習慣を身につけるのにも役立ちますよ。

    本をキレイに整理して、部屋も心もスッキリさせましょう!