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    えみりぃ

    10歳、8歳、2歳を育児中の3児ママライター。
    大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
    ママの視点から、暮らしのヒントになる
    整理収納術・空間活用術をお伝えします。


    2025/12/04


    大掃除の正しい順番は?家族でできる効率的なスケジュールと時短のコツを紹介


    大掃除はどんな順番で行えばいい?

    大掃除を効率よく終わらせる順番を知りたい!

    一日で大掃除を終わらせることはできるの?

    年末の恒例行事・大掃除。

    気合を入れて始めたはずが、「どこから手をつけたらいいか分からない」「途中で疲れて中途半端に終わってしまった」──そんな経験はありませんか?

    実は、大掃除は順番と段取りを決めるだけで効率が劇的に変わります。

    この記事では、プロも実践する効率的な大掃除のやり方・正しい順番・一日で終わるスケジュールを紹介します。

    共働きや子育て中の方でも無理なくできるコツをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!



    大掃除を始める前の準備と計画

    大掃除を始める前の準備と計画

    掃除を始める前に、まず取りかかりたいのが「準備」と「計画」です。

    段取りを整えるだけで、当日の動きがスムーズになります。



    1.不用品の整理


    大掃除を始める前に、いらないモノはできるだけ減らしておきましょう。

    モノが少なければ掃除の手間も減り、作業効率が格段に上がります。

    たとえば、1年間まったく使っていない家電や服、読み終えた雑誌などは思い切って処分しましょう。

    不要なものを減らすことで収納スペースが生まれ、掃除中の動きもスムーズになります。

    大掃除前の整理整頓が、時短の第一歩です。


    2.掃除道具と洗剤の準備


    大掃除をスムーズに進めるためには、事前の道具準備が欠かせません。

    必要な道具を事前にそろえておくことで、掃除中に「あの道具がない……」と中断してしまうのを防げます。

    以下を参考に、必要なアイテムを場所ごとにまとめておきましょう。

    ーーーーー
    ・お風呂場:お風呂洗剤、カビ取り洗剤、スポンジ、ブラシなど
    ・キッチン:油汚れ用洗剤、キッチンハイター、スポンジなど
    ・リビング:住居用洗剤、マイクロファイバークロス、ホコリ落としモップなど
    ーーーーー

    準備をしっかりと整えておけば、そのぶん作業がスピーディーに進みますよ!



    3.掃除する順番とエリアの優先順位


    家中すべてを完璧に掃除するのは難しいもの。

    限られた時間で大掃除を終わらせるには、「掃除の順番と優先順位を決める」ことが重要です。

    ーーーーー
    ・お客様から見える場所
    ・汚れが気になる場所
    ・カビやすい水回り
    ーーーーー

    汚れの種類や家族の動線も考えながら、無理のないスケジュールを立てましょう。

    計画的に進めれば、達成感も高まって掃除がはかどりますよ!



    大掃除の正しい順番と進め方

    大掃除の正しい順番と進め方

    大掃除を効率よく終わらせるには、「汚れの落としやすさ」と「掃除のしやすさ」を考慮した順番が大切です。


    1.掃除の基本ルール


    覚えておきたい基本ルールは以下の3つです。

    ーーーーー
    1.上から下へ(ホコリを下に落とす)
    2.奥から手前へ(出口に向かって掃除する)
    3.乾いた汚れから湿った汚れへ(掃除効率がアップ)
    ーーーーー

    この流れを意識するだけで、ムダな動きが減り、掃除の時短につながります。


    2.一日で終わらせるための大掃除やることリスト


    大掃除を朝〜夕方で完了させるための、おすすめの順番をご紹介します。

    大掃除に時間をかけられないという忙しい方でも、この順番通りにやれば1日で完了できます!

    ポイントは、以下の3つ。

    ーーーーー
    ・キッチンや浴室などの「重労働エリア」は体力がある午前中に行う
    ・階段や廊下は、各部屋が終わった後に掃除する(汚れの持ち込みを防ぐため)
    ・洗面所は雑巾やバケツを洗うのに使うため、最後に行う
    ーーーーー

    大掃除の中でも特に大変なのが、キッチンや浴室などの水回りです。

    これらの場所を体力のあるうちに終わらせることで、集中力を保ちながら短時間で仕上げられます

    廊下や階段は、最初にキレイにしてもその後移動する際に汚れてしまう可能性があるため、各部屋を掃除した後に行いましょう。

    また、洗面所は掃除中に雑巾を洗ったりするため頻繁に使用する場所です。

    他の箇所が終わってから最後の仕上げとして掃除すると、無駄なくスムーズに終わります。



    【部屋別】大掃除でキレイにすべきポイント

    【部屋別】大掃除でキレイにすべきポイント

    大掃除ってどこを意識してキレイにすればいいの?

    掃除のポイントやコツが知りたい!

    いざ大掃除を始めよう!と思っても、上記のように悩んでしまいますよね。

    以下に、各部屋の掃除で特に意識したいポイントをご紹介します。

    何となくよりもポイントをおさえて掃除すれば、ラクにキレイをキープでき、家中ピカピカを目指せますよ!


    1.浴室


    浴室で特に意識したいのは以下の3つのポイントです。

    ーーーーー
    ・鏡や蛇口の水垢
    ・天井・壁
    ・物置台の下・裏側
    ーーーーー

    普段の浴室掃除ではなかなか手が回らない、水垢落としや天井・壁の掃除まで行うと見違えるほどピカピカになります。

    浴室

    また、物置台の下や裏側は普段見えにくく、掃除を忘れがちな場所です。

    湿気がこもりやすくカビが生えやすい場所なので、しっかりとキレイにしておきましょう。


    2.キッチン


    キッチンのポイントは以下の3つです。

    ーーーーー
    ・換気扇や五徳は、お風呂掃除の間つけ置きしておく
    ・油汚れが落ちやすい洗剤を使う
    ・シンク下収納や吊戸棚の扉、冷蔵庫のドアなども拭く
    ーーーーー

    キッチンは油汚れが多く、大掃除の中でも特に大変な箇所です。

    洗剤をかけて時間を置くことで油汚れが落ちやすくなり、効率よく掃除ができます。

    キッチン

    その際、油汚れに特化した洗剤を使用するとさらに効率がアップ。

    また、収納の扉や冷蔵庫のドアもキレイに拭くと見た目も気分もスッキリするでしょう。


    3.リビング・寝室など各部屋


    リビングや寝室などの各部屋を掃除する際には、以下のポイントを意識しましょう。

    ーーーーー
    ・窓・サッシ・網戸の拭き掃除を行う
    ・高い場所のホコリ落とし→家具などの拭き掃除→床掃除(掃除機・水拭き)の順番に行う
    ・巾木(はばき)にたまったホコリを取り除く
    ーーーーー

    窓やサッシ、網戸は汚れがたまっている可能性がありますので、大掃除の機会にキレイにしておくのがおすすめです。

    部屋の中は「上から下へ」の基本ルールに従い、ホコリを下へと落としながら最後に床掃除を行います。

    リビング・寝室など各部屋

    また、巾木(壁と床の境目についている板)にも意外とホコリがたまっていますので、乾いた布でサッと拭くか、使い古した歯ブラシでホコリを落としましょう。


    4.玄関・ベランダ


    玄関・ベランダで意識したいポイントは以下の3つです。

    ーーーーー
    ・靴箱はすべての靴を一旦出し、棚板を掃除する
    ・床はほうきで掃いてから水拭きすればスッキリ
    ・ベランダの排水溝も忘れずに点検する
    ーーーーー

    玄関掃除では、まずは靴箱の掃除から始めるといいでしょう。

    その後は掃き掃除をした後に水拭きまたは水を流すとスッキリします。

    玄関・ベランダ

    ベランダ掃除の際は、排水口にゴミがたまっていないかもチェックしましょう。

    ゴミがたまっていると水が流れにくくなり、大雨が降ったときに水が溢れてしまう危険があります。



    大掃除を時短化する3つの工夫

    大掃除を時短化する工夫

    効率よく掃除を終わらせるには、「時短の工夫」を意識することが大切です。

    特に共働きや子育て中の家庭では、何日も使って大掃除をするのは難しいですよね。

    限られた時間の中でも、無理なくスピーディーに家中をキレイにできる工夫を紹介します。


    1.ながら掃除


    大掃除を時短で終わらせたいなら、「ながら掃除」を意識しましょう。

    待ち時間を上手に活用することで、効率がぐんと上がります。

    たとえば、浴室のカビ取り剤をつけ置きしている間に洗面所の鏡を拭いたり、キッチンのシンクを磨いたり。

    同時進行できる作業を意識するだけで、全体の掃除時間を大幅に短縮できます。

    限られた時間を最大限に使うために欠かせないコツです。


    2.掃除グッズの見直し


    時短掃除のカギは、便利な掃除グッズを上手に取り入れることです。

    最近は、使うだけで掃除の効率が上がる便利グッズが多数あります。

    以下は、用途に合わせたお掃除グッズの一例です。

    ーーーーー
    ・水回り:メラミンスポンジ
    ・床拭き:マイクロファイバークロス
    ・高い場所:伸縮式モップ
    ーーーーー

    掃除場所に合わせてアイテムを取り入れれば、同じ作業でも短時間で見違えるほどキレイになりますよ!


    3.家族を巻き込む


    大掃除を時短化するうえで欠かせないのが、家族の協力です。

    大掃除はママひとりが頑張ることではありません。

    家族全員でチームとなって掃除を行いましょう。

    家族それぞれに担当エリアを決め、「○時までに終わらせよう」と目標を共有するのがコツ。

    チームで進めればモチベーションも上がり、短時間でも達成感ある仕上がりを目指せます。

    家がキレイになるうえに家族の絆も深まる、一石二鳥の工夫です。



    家族を巻き込むためのコツ3選

    家族を巻き込むためのコツ

    家族みんなで協力するにも、ママが上から「トイレを掃除して!」と命令するような流れになってしまってはいけません。

    せっかくなら家族が一丸となって行うイベントとして、楽しく行うのがコツです。

    ここでは、家族が前向きに大掃除へ参加してくれるようになる3つのコツを紹介します。

    うまくいけば、家をきれいにしながら家族のコミュニケーションや絆が深まるというメリットもありますよ!




    1.「お手伝い」ではなく「担当」になってもらう


    「手伝って」ではなく「担当をお願い」と伝えることで、家族の主体性がアップします。

    人は「自分の役割」を与えられると、責任感を持って取り組めます。

    たとえば、小学生以上なら自分の部屋や学習机まわりを、小さなお子さんにはおもちゃの片づけや雑巾がけを任せましょう。

    主体的に動ける環境をつくることで、大掃除がチームプレーに変わります。


    2.掃除をゲーム化する


    家族が前向きに掃除に取り組むコツは、作業を“遊び”に変えることです。

    「30分でどこまでできるかチャレンジ!」など、ゲーム感覚で取り組むと子どもも夢中になります。

    タイマーを使って競争したり、点数制でごほうびを用意したりするのも効果的です。

    掃除というよりイベントのような雰囲気にすれば、家族全員が笑顔で参加できますよ!



    3.達成感を共有する


    掃除を終えたあとには、家族全員で「できたね!」「終わったね!」と、気持ちを共有することが大切です。

    達成感の共有には「努力の成果を見える化すること」がおすすめです。

    例えば、掃除前にビフォーの写真を撮っておいて、掃除後のアフター写真と見比べてみましょう。

    変化が一目でわかるので、子供にも理解しやすく達成感が倍増するでしょう。

    家族で「ここまできれいになったね!」と振り返ることで、満足感も感じられ、来年も前向きに取り組めるきっかけになるでしょう。

    自分で掃除した箇所は、キレイに使おうという意識が働きます。美しい状態を維持しやすくなる効果も期待できますよ!



    まとめ|順番と計画で、大掃除はもっとラクになる

    まとめ|順番と計画で、大掃除はもっとラクになる

    大掃除は「気合い」よりも「順番」と「計画性」がカギとなります。

    正しい段取りと効率的なやり方を押さえれば、一日で家中がスッキリ片づきますよ。

    忙しい人こそ、無理せず楽しみながら進めることが大切です。

    今回紹介した順番とスケジュールを参考に、家も気分もリセットして新年を気持ちよく迎えましょう。

    さらに家電の大掃除までしたいという方は、「冷蔵庫をピカピカに!ニオイもよごれも撃退する掃除方法を徹底解説!」や「もう迷わない!洗濯機を丸ごときれいにする掃除のやり方を徹底解説の記事も参考にしてください。


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