ベランダの手すりは後付けできる?ガラス手すりがつけられる条件・高さ・費用を解説


ベランダの手すりは後付けできる?ガラス手すりに替える条件・費用・流れを解説

「2階の手すりの色あせやサビが気になり出した」
「子どもがバルコニーに出たがるようになり、高さや格子のすき間も心配…」

何かのきっかけで手すりが目に入り始める方は多いものです。木造の戸建てなら、手すりの後付けや交換に対応できるケースはめずらしくありません。

ただし、構造と今の手すりの付き方で工事の中身は変わり、マンションにお住まいの場合は個人の判断では交換できない可能性が高いです。

この記事では、後付けできるかの条件や必要な高さと安全性について解説します。費用の内訳やDIYができるかどうかもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

読み終えるころには、わが家のケースを業者へ具体的に相談できますよ。

ベランダの手すりは後付けできる?まず確認したい3つの条件

ガラス手すり 戸建て ベランダ

後付けや交換ができるかは、以下の3つの条件でほぼ決まります。

  • 1. 木造かどうか
  • 2. 戸建てかマンションか
  • 3. 手すりを付ける場所の躯体や床の状態はどうか

わが家のケースを先に知っておくと、問い合わせたあとの話が早く進みます。

1. 木造づくりかどうか


木造の戸建てにあるバルコニーは、手すりの後付けや交換に対応できるケースが多い場所です。手すりを固定する柱や梁などの骨組み(躯体)が木で作られている為、施主の判断で工事がしやすい為です。

ただし、製品ごとに骨組みの太さや腰壁の高さなどの設置条件があります。実際に付けられるかどうかは、現地調査の結果で決まります。

注意したいのは、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物です。木造住宅よりもリフォーム難易度が上がり、製品によってはそのまま取り付けられないことがあります。

自宅の構造によって選べる製品が変わる、と覚えておくと安心です。

2. 戸建てかマンションか


分譲マンションのバルコニーは共用部分にあたるのが一般的なため、手すりを自分の判断では交換できない可能性が高いです。

手すりの交換は、管理組合が大規模修繕などの機会に計画的に行うものです。賃貸住宅なら建物は貸主のものなので、まず管理会社や大家さんへ相談してください。

劣化やぐらつきが気になるなら、管理規約を確認したうえで管理組合へ伝えてください。手すりを替えられなくても、この記事で扱う足がかりの対策はマンションでもそのまま使えます。

3. 手すりを付ける場所の躯体や床の状態はどうか


手すりをどこにどう付けるかで工事の手間は大きく変わります。手すりの付け方は「床に支柱を立てる」「壁の側面に付ける」の大きく3つです。

方式によって、今の手すりがある場合の撤去の手間と、穴の補修や防水のやり直しの要否が変わります。とくに腰壁の上に付く手すりは、「笠木(かさぎ)」という部材との関係が大切です。

笠木とは、腰壁のてっぺんにかぶせて、雨水が壁の中に入るのを防ぐふたのような部材を指します。手すりはこの笠木にビスで留められることが多く、その穴やすき間が雨水の入口になりやすいのです。

相談の前に、現状を正面と付け根から写真に撮っておきましょう。家を建てたときの平面図や断面図もそろえておくと、見積もりが早く正確になります。



後付けする前に知っておきたい手すりの高さと安全の考え方

手すり際に物を置かず床をすっきりさせた2階ベランダと腰壁の手すり

手すりの後付けは、高さや安全の条件を見直すよい機会です。

  • ・高さ1.1mは、大人が寄りかかっても落ちにくい目安
  • ・子どもの転落は「足がかり」から起きやすい

数字の意味を知っておくと、業者の提案が安全面で足りているかを自分で確かめられます。

高さ1.1mは、大人が寄りかかっても落ちにくい目安


バルコニーの手すりは、高さ1.1mを目安に選ぶのが一般的です。大人の体の重心は、おへそのあたりで床から1m前後。

手すりがそれより高ければ、寄りかかったり身を乗り出したりしても、体が外へ倒れ込みにくくなります。

法律上は、3階建て以上の建物などで、2階以上のバルコニーに1.1m以上の手すりが必要です。木造二階建て住宅は原則として対象外ですが、多くの製品は1.1mを標準にしています。

何階建ての家でも、手すりを作るなら1.1mを目安にしておくと安心です。今の手すりが低く感じるなら、手すりを足して高さを上げられないか業者へ相談してください。

奥行きや床面積の数字は、関連記事「バルコニー・ベランダ・テラスの違いは?見分け方とわが家に合う選び方を比較表で解説」で解説しています。

子どもの転落は「足がかり」から起きやすい


子どものベランダからの転落は、近くの足がかりを踏み台にして起きやすいものです。消費者庁の報告でも、ベランダからの転落死亡事故の多くで足がかりが関わっていました。

同じ報告では、足がかりを手すりから60cm以上離すことも求めています。身長105cm以上の子どもは、それより近いと110cmの手すりを越えてしまうためです。

室外機やプランター、収納ボックスを手すりから60cm以上離すのが対策の基本です。今すぐ見直してみてください。

また、手すりを選ぶときは、子どもが足をかけにくい形かどうかを見てください。横格子ならすき間の狭いものが向き、手すり子のすき間は11cm以下が目安です。

ガラスの手すりは足をかける横材がないため、この点では有利です。

(参考:消費者庁:住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故)



ガラス手すりが選ばれる3つの理由

リビングの窓越しに見えるガラス手すりのバルコニーと緑の景色

手すりを後付けするなら、アルミ格子や樹脂パネルではなくガラスを選ぶ方が増えています。理由は以下のとおり。

  • 1. 景色がそのまま抜けて、バルコニーからの眺めが変わる
  • 2. 室内に光が届き、部屋が明るく広く見える
  • 3. 色あせや細かい傷が目立ちにくく、外観が長くすっきり保てる

「暗い」「古く見える」という不満がある方は、この3つで解決できるかもしれません。

1. 景色がそのまま抜けて、バルコニーからの眺めが変わる


格子やパネルの手すりは、視線をさえぎるぶん景色も切ってしまいます。ガラスにすると手すり越しに景色がそのまま見え、室内から見たときの圧迫感も減るのがメリットです。

一方で、透明なガラスは外からも見えやすい点に注意してください。視線が気になるなら、グレーやホワイト系のガラスを選ぶと見え方をやわらげられます。

目隠しが最優先なら、格子やパネルのほうが向く場面もあるでしょう。

色やデザインの選び方は関連記事「バルコニー手すりをおしゃれにするには?施工事例や失敗しない選び方を解説」で解説しています。

2. 室内に光が届き、部屋が明るく広く見える


リビングや寝室につながるバルコニーなら、手すりをガラスにするだけで室内の明るさが変わります。格子や色付きパネルは光をさえぎり、床に影を落としてしまいますが、ガラスなら手すりの影そのものが減ります。

窓の外まで視線が伸び、同じ部屋でも広く感じられるでしょう。外から見た印象も別格。

水平のラインが強調されて外観がすっきり見え、フレームの少ない製品ほどこの効果は大きくなります。

3. 色あせや細かい傷が目立ちにくく、外観が長くすっきり保てる


樹脂(ポリカーボネート)のパネルは、年数がたつと色あせや、拭き掃除でついた細かい傷が目立ちやすくなります。木の手すりも、屋外では定期的な塗装が必要です。

ガラスは色あせせず、傷もつきにくい素材で、アルミのフレームならサビにも強く塗り替えもほぼ不要になります。合わせガラスなら、割れても破片が飛び散りにくい安心もあります。

弊社のバルコニー手すり「スリムグレンダー」は、スリムなフレームで継ぎ目を抑えた設計です。ガラスのSG、フレームレスのFL、横格子のSYの3タイプから選べます。

ガラス手すり スリムグレンダー 木造用



ベランダの手すりを後付けする費用の考え方

ダイニングテーブルに複数社の見積書を並べて見比べる女性の手元

手すりの後付けや交換の費用は、家ごとの条件で大きく変わります。だからこそ、工事を頼むときは必ず相見積もりを取って比較してください。

費用は主に「手すり本体などの材料費」「取り付けの工事費」「今の手すりの撤去費(ある場合)」「処分費・運搬費」の4つの合計で決まります。

さらに、手すりの長さや素材、2階で足場を組むか、防水の補修が要るかでも金額は変わります。

これだけ条件があると、1社の見積もりだけでは、その金額が高いのか妥当なのか判断できません。条件をそろえて2〜3社に依頼し、総額だけでなく中身まで見比べるのが基本です。

比べるときは、撤去・運搬・足場・防水補修が含まれているか、手すりの高さや製品名が書かれているかを確認しましょう。

ガラス手すりなら、製品メーカーの概算見積もりと並べると、材料費と工事費の内訳もつかみやすくなります。



DIYで後付けしてよい範囲と、業者に任せるべき工事

DIYで後付けしてよい範囲と、業者に任せるべき工事

DIYでできるのは、サビ落としや塗装など、穴を開けない補修までと考えてください。

一方で、今の手すりの撤去や、笠木・防水層に穴を開ける工事は業者に任せる領域です。ベランダの雨漏りは、笠木まわりのビス穴から起きることが多いためです。

もう1つの理由として、転落の危険が挙げられます。手すりは、人が寄りかかったときの体重を支える部材。固定が甘いとぐらついたり外れたりして、転落事故につながりかねません。

DIYで浮かせた工事費より、雨漏りの修理費のほうが大きくなるケースもあります。手すり本体に関わる作業は、防水と強度まで責任を持てる業者に頼んでください。



まとめ|手すりを後付けすれば、家の明るさと家族の時間が変わる

ガラス手すりのバルコニーで椅子に座ってくつろぐ4人家族

手すり1つで室内の明るさが変わり、家族がベランダで過ごす時間も変わります。低い腰壁しかないベランダにも、ガラス手すりを後付けすれば高さと開放感を両立できます。

洗濯物を干すだけだった場所が、朝のコーヒーや子どもと過ごすひとときを楽しむ空間に変わるでしょう。

木造の戸建てなら、あとから手すりを付けられるケースは少なくありません。ベランダの写真を1枚撮って、まずは気軽に相談してみてください。


住まいに関するお困りごとは弊社へご相談ください

株式会社ダイドーでは、ガラス手すりをはじめ、お客様一人ひとりの住まいに合わせたご提案を行っています。

特殊な形状のバルコニーや、物件ごとの条件に応じたご相談も承っております。

「この形状でも設置できる?」「理想のデザインを実現したい」といったご相談もお気軽にお問い合わせください。



また、ガラス手すりだけでなく、ウッドデッキ製品「空間ソムリエ」と組み合わせたご提案も承っています。バルコニーやテラスをトータルでコーディネートすることで、より統一感のある住まいづくりをサポートします。


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最後までお読みいただきありがとうございました。