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えみりぃ
10歳、8歳、2歳を育児中の3児ママライター。
大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
ママの視点から、暮らしのヒントになる
整理収納術・空間活用術をお伝えします。
2025/07/04
狭いキッチンの収納力が劇的アップ!プロが教える収納のコツ&頼れるアイテムたち
物があふれてごちゃごちゃしてる…
作業スペースが狭くて料理しにくい…
毎日使うキッチンに、狭さや使いづらさを感じていませんか?
この記事では、キッチンが狭いとお悩みの方にこそ試してほしい収納術をご紹介します!
狭いキッチンでも使いやすく片づく収納アイデアや便利グッズ、整理整頓のコツをプロ目線で解説。
収納力を上げて、調理や片づけをしやすい、快適なキッチン空間を手に入れましょう!
一日のうち、キッチンで作業する時間は意外と長いもの。家事の時間を短縮するために、すぐにマネできるアイデアを紹介します!
一日のうち、キッチンで作業する時間は意外と長いもの。家事の時間を短縮するために、すぐにマネできるアイデアをご紹介します!
なお、ダイドーでは狭いキッチンで大活躍できる【クイックボックス】を販売しています。
デッドスペースを活用したワンアクションで収納を叶えたい方は、ぜひご参考ください。
狭いキッチンが片づかない3つの原因
スッキリしたキッチンを目指すために、まずは散らかる原因を知ることから始めましょう。
ここではキッチンが片づかない代表的な原因を3つご紹介します。
あなたのキッチンに当てはまる項目はないか、チェックしてみてください。
①収納場所が足りない
そもそも、収納スペースが足りないことが片付かない原因になっていることが多いです。
お皿やコップといった食器類、鍋やフライパンなどの調理器具、ラップやキッチンペーパーなどの消耗品……キッチンには収納すべきものがたくさん。
狭いキッチンでは収納場所が限られているため、物があふれてしまいがちです。
収納の工夫をしないと、どんどんごちゃついてしまいます。
②動線が悪く使い勝手が悪い
「これを取るには、あっちをどかして…」なんてこと、ありませんか?
キッチンの動線(人の動きの流れ)が悪いと、モノの出し入れがしにくく、面倒くささも増して結局出しっぱなしにしてしまうことも。
スムーズな動線は、片づけやすさや快適さにも直結します。
③整理整頓の習慣が定着していない
せっかく片づけても、またすぐに散らかる……その原因は「モノの定位置が決まっていない」ことかもしれません。
毎日使うキッチンだからこそ、何をどこに置くかはしっかりと決めておきたいところ。
また、定期的に見直して、使っていない物は手放す習慣をつけるのがポイントです。
狭いキッチンを快適にする収納アイデア7選
限られたスペースを最大限活用するためのアイデアを7つ、ご紹介します。
どの方法も、真似しやすく即効性の高いものばかり。
ぜひ取り入れられそうなものから取り組んでみてください。
① 壁を活用して“見せる収納”に
壁面は、実は収納にうってつけの場所です。
マグネットバーを使ってキッチンツールを掛けて収納したり、ウォールラックに調味料を置いたり。
特に、よく使うお玉やトングは「見せる収納」で、サッと手に取れるようにすると便利です。
コンロ前など好きな場所に取り付けられるうえ、見せることで使用頻度も上がります。
② 引き出しの中を仕切って整理整頓
ごちゃつきがちな引き出しには、仕切りグッズを活用しましょう。
100円ショップや無印良品の整理ボックスを使えば、カトラリー類もスッキリ。
スプーン・フォーク・お箸など種類別に分けて収納することで、小物も見失いにくく、目当てのものを取り出しやすくなるでしょう。
仕切りはシリーズで統一すると、見た目も整います。
③ シンク下・コンロ下のスペースを最大限に使う
高さのあるスペースは、縦に収納して活かすのがポイント。
モノを直置きするだけでは上の方の空間が空きがちになるので、収納グッズを上手く活用しましょう。
2〜3段のラックやスタッキング収納(重ねて使う収納)を使えば、空間をムダなく使えます。
④ 吊戸棚下のスペースを活用する
見落としがちなのが、吊戸棚下のデッドスペース。
ここを収納に使うことで、キッチンの収納力がグンとアップします。
おすすめは、吊戸棚の下に設置できる昇降式の収納棚の「クイックボックス」です。
使用時には手前に引き出すことで、調味料やラップ、ペーパータオルなどが目線の高さまで降りてきます。
棚板はやや傾斜がついており、物の出し入れがしやすい設計。
使わないときはスッキリと収納可能ですので、見た目もごちゃつきません。
⑤ キッチンワゴンで作業台と収納スペースを同時に確保
作業スペースが狭いと感じるなら、ワゴンを取り入れてみましょう。
天板つきのキッチンワゴンなら、作業台にも収納にも使えて一石二鳥!
あえて定位置に置かないことで、不要なときは台所の外に移動させることも可能です。
⑥ “使う場所に使うモノを”配置する収納術
調味料はコンロ近く、ボウルはシンクのそば……など、収納を使う場所に近づけるだけで作業の効率がアップします。
調理の流れを意識して配置すると、出し入れの手間がぐっと減りますよ。
====================
・「よく使う順」に並べる
・ワンアクションで取れる位置が理想
====================この2つのポイントを意識して配置してみてください。
⑦ 定期的な見直しでモノを減らす
収納の第一歩は「減らすこと」。
たとえば子どもの成長に伴ってプラスチックの食器が不要になるなど、必要なものは年々変化していきます。
定期的に見直すことで、キッチンのスッキリ感をキープできますよ。
1年以上使ってないものは手放す」など、自分なりのルールを決めておくと良いでしょう。
おすすめの収納グッズと使い方アイデア
ここからは、便利な収納グッズとその活用方法をご紹介します。
どれも取り入れやすいアイテムなので、ぜひ参考にしてみてください。
【tower】マグネットキッチンツールフック
引用:tower公式HP 山崎実業の【tower】シリーズは、冷蔵庫やキッチンパネルなどに工具なしでピタッと貼り付けられる、強力なマグネット式の商品が多数揃っています。
キッチンツールフックを使えば、手が離せない調理中でも必要なものをサッと手に取れるため非常に便利。
デッドスペースを上手く活用したい人にピッタリです。
【ニトリ】Nスライドトレー2段ラック
引用:ニトリ公式HP シンク下の空間は、せっかく高さがあるのに活かせていない……という方も多いのではないでしょうか。
それを解決してくれるのが、ニトリの「Nスライドトレー2段ラック」。
上下の段にそれぞれ収納できるため、空間の高さを生かした収納が可能です。
トレーはスライドさせて引き出せるので、奥に入れたものも楽に取り出せます。
【無印】ポリプロピレン整理ボックス
引用:無印良品公式HP 無印のポリプロピレン整理ボックスシリーズは、引き出しのカトラリーを整理するのにピッタリ。
お箸、スプーン、フォークなど、種類別に入れておくことで、スッキリと取り出しやすい収納が叶います。
シリーズで基本寸法が統一されているので、組み合わせて使いやすいのもうれしいポイント。
【ニトリ】スリムワゴン
引用:ニトリ公式HP 家具と家具、もしくは壁との間にすき間があるなら、スリムなワゴンを使用することで収納スペースに変えられます。
ニトリのスリムワゴンは、キャスターつきで重いものを置いてもサッと引き出せます。
ストックの水や調味料などを入れておくのがおすすめです。
【ダイドー】クイックボックス
吊戸棚下に設置できる昇降式の収納棚です。
設置工事が必要ではありますが、その分使い勝手は抜群!
調味料やラップ、ペーパータオルなどを目線の高さまで降ろすことで取り出しやすく、使わないときはスッキリと収納できます。
上からバーを手で引き下ろすだけなので、動いたり物をよけたりする必要はありません。
安全性にも配慮された設計のため、力を入れすぎて物を落としてしまう心配も不要です。
仕切り板を活用することで、収納物もかんたんに整理できます。
片付ける際も、バーを上げるワンアクションで収納され、隠す収納の完成です。
バーの上げ下げも軽い力でできるため、女性やご高齢の方でもラクに扱えますよ。
よくある質問
狭いキッチンを活用したい方からのよくある質問にお答えします。
狭いキッチンでも使いやすくするコツは?
アイテムを厳選し「使う場所に使うモノを配置する」のがポイントです。
たとえば、コンロ前の壁にお玉やヘラなどのキッチンツールを掛けておけば、わざわざ離れた場所から取りにいく手間が省け、作業効率が向上します。
見せる収納と隠す収納、どちらが良い?
両方をバランスよく使い分けましょう。
見せる収納はサッと取れて便利ですが、ホコリや油汚れが気になる。
隠す収納は見た目はスッキリしますが、取り出しにくい。
このように、それぞれメリットとデメリットがあります。
よく使うものは見せる収納にし、使用頻度が低いものから隠す収納にすると良いでしょう。
先ほどご紹介した「クイックボックス」のように、必要なときにワンアクションで出せて収納時は隠せるアイテムが理想的です!
賃貸でも使える収納グッズはある?
突っ張り棒・マグネット収納・スリムワゴンなど、壁や床を傷つけずに使えるグッズは、賃貸の強い味方です。
DIYなどで棚をつくらなくても、収納力をぐんとアップできます。
なるべくモノを減らし、グッズを活用することでスッキリとしたキッチンにすることは可能です。
【まとめ】狭くても「片づくキッチン」はつくれる
少しの工夫とアイディア、そして収納アイテムの力を借りれば、狭くても快適なキッチンはつくれます。
今回のポイントは以下の3つ。
====================
・収納力アップのコツは、「仕組み」と「継続」!
・使う場所に使うモノを置くのが基本!
・ワンルームでも工夫次第でスッキリ収納は実現可能!
====================キッチンがストレスなのは、間取りのせいではありません!
ストレスフリーなキッチンで楽しく料理をするためにも、まずは動線やデッドスペースを確認してみてください。
ストレスフリーなキッチンで楽しく料理するためにも、今日できることからぜひ始めてみてくださいね。