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えみりぃ
10歳、8歳、2歳を育児中の3児ママライター。
大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
ママの視点から、暮らしのヒントになる
整理収納術・空間活用術をお伝えします。
2025/08/31
たまりがちな学校のプリントはこれでスッキリ!仕分けで簡単整理術
プリントの提出期限がいつの間にか過ぎていた!
以前もらったプリントに詳細が書いてあったけど……プリントが見つからない!
子どもが保育園、幼稚園、学校に通っていると、ほぼ毎日のように持って帰ってくるプリント類。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 行事の詳細
・ 持ち物のお知らせ
・ 提出が必要な書類
ーーーーーーーーーーーーー内容もさまざまで、プリントを管理するのが大変と感じている方も多いのではないでしょうか?
わが家も小学生2人と幼児が1人でプリントだらけです…
プリントは、管理する「仕組み」をつくることで、スッキリ整理が叶います。
この記事では、わが家で行っている具体的な例を交えながら、プリントの整理術をご紹介します。
わが家の実例もご紹介します!ぜひ参考にしてくださいね!
プリント管理ができない3つの原因
プリント管理が上手くいかないのには、実は共通する原因があります。
ーーーーーーーーーーーーー
1)プリントを置く場所がない
2)プリントが仕分けできない
3)確認のタイミングがない
ーーーーーーーーーーーーーなぜ管理できない状態にあるのか、原因を理解することから始めましょう。
1)プリントを置く場所がない
決まった置き場所が用意されていないのは、実はよくある理由の一つです。
親は用意しているつもりでいても、子供がちゃんと認識していない、というケースもあります。
子どもが学校から帰ってきてプリントを出しても、どこに置けばいいかわからず、結果的にテーブルやソファの上など、適当な場所に置いてしまいます。
適当な場所に置かれたプリントは、他の物に紛れて見つからなくなり、行方不明になる原因にも。
「あのプリントどこに置いたの!?」と、親子ゲンカのきっかけにもなりかねませんね…
2)プリントが仕分けできない
一概にプリントと言っても様々な種類があり、親も子供も分類できないことも理由の一つです。
ーーーーーーーーーーーーー
・ すぐに読んで捨てても良いお知らせ
・ 記入して提出が必要な書類
・ 行事の詳細が書かれた重要な案内
・ 年間を通して参照する資料
ーーーーーーーーーーーーーこれらのプリントを全て同じように扱ってしまうと、重要度の判断ができず、管理が混乱してしまいます。
「とりあえず全部取っておこう」と思って一つの場所にまとめて置いてしまうと、必要な時に目的のプリントを探すのに時間がかかったり、不要なプリントまで保管し続けてしまったりします。
「どれを残せばいいかわからない」と判断に迷っているうちに、重要なプリントまで紛失してしまうケースもあります。
3)確認のタイミングがない
忙しい毎日の中で、プリントをチェックする時間を確保できない親御さんも多いのではないでしょうか。
「後で見よう」と思っているうちに、気づけば数日分のプリントが溜まってしまい、確認するのが面倒になってしまいます。
また、プリントをチェックするタイミングが決まっていないと、提出期限を見逃したり、重要な行事の準備が遅れたりする原因にもなります。
定期的に確認する習慣がないことが、管理の失敗につながっている可能性があるでしょう。
2STEPでスッキリ!プリント管理のストレスは「仕分け」で解決
プリントをスッキリと管理するためには、以下の2STEPをおこなってみてください。
ーーーーーーーーーーーーー
STEP1 子どもにプリントを出してもらう
STEP2 仕分ける
ーーーーーーーーーーーーーそれぞれのSTEPについて、わが家の実例をご紹介しながら解説していきます!
STEP1. 子どもにプリントを出してもらう
子供が学校から帰ってきたら、まずプリントを出してもらう習慣をつけましょう。
そのためには、提出場所をしっかりと決めることが大切です。
わが家では、リビングの一角にある小さいカウンターをプリントの提出場所にしています。
右側の「未処理トレイ」にその日のプリントを置くのが、わが家のルール。
ただ、ルールを決めても子どもは忘れてしまうこともあります。
習慣になるまでは、親がしっかりと声かけをしていきましょう。
子どもが小さいうちはなかなか難しいかも…。わが家では、小学校に上がってからは自分でプリントを出してもらうようにしています!
STEP2. 仕分ける
子どもが出したプリントは、親が目を通して仕分けます。
このとき、プリントの「保存期間」で仕分けるのがポイント。
わが家では、以下の4種類に仕分けています。
①不要
目を通したらその後は不要なもの。
裏紙として使えるものは未処理トレイの横に置いてある「不要(裏紙)」クリアファイルへ。
裏紙にならないものはすぐに処分します。
②提出待ち
記入して提出が必要なもの。
なるべくすぐに記入し、提出するようにしています。
提出が後日のものは「提出待ち」クリアファイルに入れて忘れないようにチェックします。
③短期保管
行事のお知らせ、月ごとの予定表など、しばらく保存するもの。
「短期保管」のクリアファイルに入れていつでも見られるようにしています。
④長期保管
大切な書類など、長期的に保管が必要なもの。
別のファイルボックスに移動して、年度末に見直しをします。
学校のプリント置き場は「ついで」の場所がおすすめ
学校のプリントを管理する場所は、親がよく使う場所にするのがおすすめです。
例えば子どもの部屋で管理してしまうと、プリント整理のためにわざわざ子ども部屋に行かなければならなくなり、面倒だと感じてしまうでしょう。
リビングやキッチンの近くなど、なにかの「ついで」にプリントをチェックできる環境にしておけば、スムーズに整理ができます。
子供が学校から帰ってきたら必ず通る場所で、かつ親が管理しやすい場所を探してみてください!
もう忘れない!プリント提出漏れを防ぐコツ
後で書こうと思っているうちに、気づいたらプリントの提出期限を過ぎてしまっていた!という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
先生にも子どもにも申し訳ないですし、そんな事態は避けたいですよね。
ここでは、プリントの提出漏れを防ぐための具体的なコツを3つお伝えします。
1.すぐ近くにペンとハサミを置いておく
提出漏れが起こってしまう一番の原因は、記入を後回しにしてしまうこと。
目を通したタイミングですぐに記入すれば、忘れることはありません。
その場で記入できるように、プリント管理スペースの近くに記入用のペンと、切り取り線で切るためのハサミを置いておきましょう。
「チェックしたら記入する」が習慣になれば、提出漏れの頻度はグッと減りますよ!
2.目につくところに貼る
提出が必要なプリントはすぐに記入するのが理想ですが、中には子どもに確認しなければ記入出来ない内容のものもありますよね。
わが家では、すぐに提出できないものに関しては「提出待ち」ファイルに入れていますが、それだと忘れそう…という方は、とりあえず目につくところに貼っておくのもおすすめです。
マグネットボードや冷蔵庫などを活用し、人目に触れるようにすることで忘れにくくなるでしょう。
さらに忘れにくくするための工夫として、提出物はマグネットの色を変えたり、マグネットにラベリングしたりすることで目立たせるという方法もあります。
3.一日一回はチェックする習慣をつける
家事、育児、仕事……と忙しい毎日の中でも、一日一回はプリントをチェックする習慣をつけることが大切です。
チェックの頻度が低いと、プリントが溜まってしまい、管理しきれずに提出漏れの原因となってしまいます。
毎日チェックすれば、その日にもらったプリント数枚と「提出待ち」がないかを確認するだけで済むので、5分以内で終わることがほとんど。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 子どもが帰ってきたとき
・ 晩御飯の片づけが終わった後
・ 寝る前
ーーーーーーーーーーーーー生活リズムにあわせてタイミングを決めて、一日一回はプリントを確認する時間を取るようにしましょう。
ぜひお子さんと相談しながら、忘れにくい方法を試してみてください!
プリント整理をラクにするアイデア
どんどん溜まっていくプリントを、スッキリ整理するのはなかなか大変ですよね。
便利なグッズやさまざまなツールを活用することで、管理が少しラクになるかもしれません。
ここでは、日々のプリント整理に役立つアイデアをご紹介します。
1)ファイルを上手に活用しよう
ファイルは、プリントをスッキリと管理するために欠かせないアイテムです。
クリアファイル、アコーディオンファイル、ファイルボックスなど、いろいろな種類のファイルがあり、ホームセンターや100均で手に入ります。
兄弟が多い場合は、子どもごとにファイルを分けて管理するとスッキリしやすいです。
おすすめのファイルを2点ご紹介します。
①無印良品|再生ポリプロピレン入りスタンドファイルボックス
引用:無印良品 しっかりとしたつくりで、たくさんプリント類を入れても傾いたり型崩れしたりしません。
シンプルな見た目で、インテリアにも馴染みやすいのがうれしいポイント。
ずっと同じ商品が継続して売られているので、追加で購入しても同じものでそろえられますよ。
②ダイソー|ドキュメントスタンド
引用:ダイソーネットストア A4のクリアファイルがそのまま入るワイドサイズ。
ポケットがたくさんあるので、兄弟ごとにカテゴリー分けして整理できます。
アコーディオンタイプのファイルで、広げた状態で置いておくことも可能。
13ポケットタイプは200円(税込220円)、25ポケットタイプは300円(税込330円)です。
2)アプリを使ったデジタル管理をしてみよう
紙で保存するのは、ゴチャゴチャしがちで苦手……という方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、プリントを写真に撮ってデジタルで管理するという方法もあります。
デジタル管理には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
ーーー<メリット>ーーーー
・ 場所をとらない
・ 外出先でも見返せる
・ 夫婦で情報共有しやすい
ーーーーーーーーーーーーーーーー<デメリット>ーーーー
・ 紙で保存が必要だったのに、処分してしまった!ということが起こる可能性がある
・ 不要なデータが溜まりがちになる
ーーーーーーーーーーーーー上記を踏まえて、おすすめ商品を2点ご紹介します。
①おたよりクリップ
(引用:おたよりクリップ)
プリントを写真に撮って管理できるアプリ。
フォルダ分けやタグ付けができるので、目的のプリントをすぐに探せます。
最近はプリントがPDFで配信される学校も増えていますが、ⅰOS版アプリならPDFも読み込めるため、一元化して管理が可能です。
②Time Tree
(引用:Time Tree) スケジュール管理アプリですが、わが家ではこれをプリントの管理にも活用しています。
使用するのは、作成した予定に写真を添付する機能。
カレンダー上で子どもの行事予定を作成したら、詳細が書かれたプリントを写真に撮って添付するようにしています。
わざわざプリントを探さなくても、スマホ一つで詳細を確認できるのでとても便利です!
プリント管理でよくある質問
Q. プリントを保存するか捨てるかの判断がわからない
A.プリントの「期限」を基準に判断しましょう。
プリントの保存・廃棄の判断に迷った時は、以下のような基準で考えてみてください。
ーーー<すぐに廃棄してよいもの>ーーー
・一度読めば内容を把握できるお知らせ
・既に終了したイベントの案内
・学校だよりなど、情報提供が目的のもの
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<短期間保存するもの>ーーーー
・今月の行事予定
・近日中の持ち物のお知らせ
・提出済みの書類の控え
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<長期間保存するもの>ーーーー
・年間行事予定表
・緊急時の連絡先一覧
・重要な規則や制度に関する資料
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー迷った時は「いつまで必要か?」を考えて、期限が過ぎたものから順次処分していくのがおすすめです!
Q. 学校、塾、習い事などのプリントが混ざってわからなくなる
A.「発行元別」にファイルを分けて管理しましょう。
複数の場所からプリントをもらう場合は、それぞれ専用のファイルやフォルダを用意するのが効果的です。
学校は赤色、習い事は青色など、ラベルとともに色分けすると、見た目にもわかりやすくなります。
また、兄弟がいる場合は「子ども別×発行元別」で管理すると、さらにスッキリ!
子どもが小学校高学年になったら、子ども自身に自分のプリントを管理してもらうのも良いでしょう。
Q. アナログとデジタルどっちで管理するのがいい?
A. ライフスタイルに合わせて選択し、併用も検討してみましょう。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
<アナログ管理(紙で保存)が向いている人>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ 紙で見た方が内容を把握しやすい
・ デジタル機器の操作が苦手
・ 家族みんなで情報を共有したい
・ 手軽にメモを書き込みたい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<デジタル管理(アプリ等)が向いている人>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ 外出先でも確認したい
・ 物理的な保管場所を取りたくない
・ 夫婦で情報共有をスムーズにしたい
・ 検索機能を活用したい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーどちらか一つに絞らず、「併用」もおすすめです。
重要なプリントは紙で保管し、日常的な確認用にデジタルでも管理するという方法が、多くのご家庭で取り入れられています。
例えば、年間行事予定は紙で保管しつつ、スマホのカレンダーアプリにも入力しておくことで、外出先でも確認できて便利です。
まとめ
今回は、子どもが学校でもらってくるプリントをスッキリ整理するための方法をお伝えしました。
子どもが小さいうちは、大切な情報が書かれたプリントに親がしっかり目を通し、きちんと管理することが大切です。
そうすることで、忘れ物などのトラブルも起きにくくなりますし、子ども自身にもプリントを整理する意識が芽生えていきます。
子どもが大きくなってきたら一緒に管理するようにし、だんだんと子どもに任せる範囲を広げていくといいでしょう。
スッキリした住まいと子どものスムーズな学校生活のためにも、ぜひプリント管理の仕組みづくりに取り組んでみてください。