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  • 2024/07/23          

    東海旅客鉄道株式会社と共同で「TASK AR」の 改良開発を実施

    株式会社ダイドー(大阪府河内長野市、代表取締役社長:追田 尚幸)は、ばねやダンパーの動力を活用した、上腕アシストスーツTASK ARを更にブラッシュアップするため、東海旅客鉄道株式会社と共同開発を行い、最新モデル『TASK AR Type S +』を製品化いたしました。また、発売に先立ち、2024年7月24日~26日に東京ビッグサイト東展示棟で開催され、一般社団法人アシストスーツ協会として共同出展する展示会「第11回 東京 労働安全衛生展」において、当該モデルを展示いたします。

     

    ■アシストスーツTASK ARについて

    TASK ARは、一般的な腰部を保護する製品とは異なり、腕を上げ続ける作業をターゲットとした、上腕のアシストスーツ。

    キッチンの昇降機構等で培ったばね・ダンパーを活用した設計技術を生かして、2019年1月にTASK AR1.0を発売。その後、現場の声を聴きながら改良を重ね、最新モデルTASK AR Type S2は本体重量1.6kgの軽量コンパクト設計を実現しており、建築工事、自動車の組立工場、農業の現場等において、好評いただいております。

    ■共同開発の経緯

    東海旅客鉄道株式会社は、鉄道に関連する工事における持続可能な人材確保のため、作業負荷軽減に取り組んでおり、電力不使用でコンパクトなTASK ARシリーズに着目。一方で現場投入のためには、課題があったことから改良が必要と判断。共同開発を行うことで、ブラッシュアップしていくことといたしました。

     

    ■共同開発のポイント

    1. スイッチのON-OFF機構

    従来品では、腕を上げ続ける作業以外において、アシストが作業を阻害するという課題があり、必要な時だけアシストを作動させるON-OFF機構を実装。

    2. 工事現場で必須のアイテムとの併用可能な設計

    ①アシスト機構を、工事に従事する職人の多くが使用する胴ベルトに装着できるよう、アタッチメント化。
    すでに活用しているベルトと一体化することで、アシストスーツをわざわざ装着するという煩わしさを低減。また、アシスト機構を必要としない作業においては、機構を取り外すことができます。

    ②オプションアタッチメントを活用することで、フルハーネス型安全帯と一体化しての着用を可能に。

    ③ 丸みのあるデザイン
    アシストスーツの機構が電車線等に引っ掛かることに起因する転倒等の災害発生リスクを抑制するため、外骨格部分の突起をできる限り排除。

    ■仕様情報
    名称TASK AR Type S +(タスクエーアール タイプエス プラス)
    本体重量2.0kg(腰ベルトセットの場合)
    動力ショックコード
    サイズフリーサイズ ウエスト140cmまで対応可能
    保証期間購入から1年
    着用時間約1分
     
    JR東海様でもニュースリリースを配信いただいております。

    https://jr-central.co.jp/news/release/nws004029.html