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2024/02/22
上肢リハビリテーションに活用できるアシストスーツ 「TASK Re-Shoulder」の予約販売を開始
医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院の企画開発協力を得て製品化上腕のアシストスーツをはじめとする作業用アシストスーツTASKシリーズを展開する株式会社ダイドーは、電力を使用せず、肩トルクを補助するアシストスーツTASK ARの機構を生かした、上肢リハビリテーションアシストスーツ、「TASK Re-Shoulder」を発表し、予約販売を開始いたしました。予約状況を見ながら、2024年6月以降の出荷開始を目指し生産の準備を進めて参ります。なお、当該製品は、医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院(所在地:奈良県北葛城郡上牧町ささゆり台3丁目2-2)の企画協力のもと、開発を進めてきたものです。
TASK Re-Shoulderとは
脳卒中の後遺症等で発生する上肢機能障害のリハビリテーションに活用できるアシストスーツ。ガススプリングの力で上腕部にトルクをかけることで腕を上げる力をアシストします。このアシストにより、課題指向型アプローチや機能的電気刺激を用いたトレーニングの難易度を適切に調整し、より効果的なトレーニングを実施することが期待できます。
また、リュックサックのような装着型の製品であることから、場所や姿勢にとらわれずに使用できます。リハビリテーション手法の研究に積極的な医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院は、上肢機能障害のある患者に対して適切なトルクを補助しながら効果的なリハビリテーションを行う方法を模索していましたが、一般的に用いられるロボット機器は非常に高価で実用性に乏しい課題があり、産業用のアシストスーツに着目。中でも2019年から上肢アシストスーツの製造販売に取り組んでいた株式会社ダイドーのTASK ARを導入試験を行ったところ、有効性を見出し、株式会社ダイドーへの企画開発協力を行うこととなりました。途中コロナ禍で検証が思うように進まなかったものの、使用感やアシスト角度制限機構の追加等の改善を進め、2024年ついに製品化に至りました。開発経緯医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院の理学療法士、内沢 秀和氏らは、本製品の試作機を活用し頚髄損傷後の上肢運動障害に対する機能的電気刺激と外骨格型ロボットを併用した課題指向型練習の効果(日本物理療法合同学術大会2024,奈良,2024)というテーマで研究発表を行っており、上肢のトレーニングにおいて代償動作の軽減、肩関節の運動範囲の拡大等の変化が認められています。医療法人友紘会西大和リハビリテーション病院における研究予約販売モニターキャンペーン本製品の販売開始にあたり、より多くのリハビリテーション病院様で活用していただきたいとの想いから、初回生産分について、リハビリテーション病院様で直接ご購入いただける方に限り、販売予定価格300,000円(税抜)のところを200,000円(税抜、送料別途)にて予約販売を行うこととなりました。詳細は株式会社ダイドーまでお問い合わせください。
製品仕様名称 TASK AR Re Shoulder 本体重量 2.8㎏ 動力 ガススプリング アシスト範囲(関節角度) 20°~180°
(45°・90°・135°で停止可能)保証期間 購入期間より1年間 製品ページ