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えみりぃ
8歳、6歳、0歳を育児中の3児ママライター。
大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
ママの視点から、暮らしのヒントになる
整理収納術・空間活用術をお伝えします。
2023/11/16
家族みんなが快適に使える玄関へ!スッキリ&広く見せる収納アイデア
玄関がいつもごちゃごちゃしている
玄関が狭くて靴が履きづらい
玄関がいつもごちゃごちゃしている
そんな悩みを抱えていませんか?
玄関は「住まいの顔」とも言われています。
自宅の第一印象が決まる玄関。
狭くて物が溢れたスペースでは、人も呼びづらく落ち着きませんよね。
玄関の収納は、アイテムごとに収納方法を変えるのがポイントです。
100均にあるアイテムでも十分使えるので、安価に収納環境が整いますよ。
毎日使う場所こそ、ストレスフリーにすることで生活のクオリティがグンとアップさせましょう。
今回は、玄関の簡単にできる収納のコツを紹介します。
気持ちよく「行ってらっしゃい」や「お帰りなさい」が言える場所に変えたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
玄関収納のポイント5選
1)玄関のサイズに合わせる
玄関の広さに合わせた収納を心がけましょう。
マンションなど狭い玄関の場合、安易にシューズラックなどを設置すると、玄関が圧迫され余計に狭くなります。
壁にフックを取り付けたり、ドア裏に収納スペースを設置することで、圧迫感なく収納スペースが広がります。
2)靴や小物はヒト別に分ける
家族全員が使いやすい玄関にするには、一人ひとりにパーソナルスペースを作るのがおすすめです。
====================
・ 靴はそれぞれエリアを分けてヒト別に収納する
・ 一人ずつ専用のトレイやカゴを作って小物を自分で管理
====================玄関という共有スペースの中に個人スペースを取り入れることで、家族みんなが使いやすくなります。
管理もそれぞれが責任を持ってやらせれば、ママも楽になりますね。
3)季節ごとに置き場を変える
季節によって必要なものを入れ替えるのもおすすめです。冬はブーツや手袋、夏はサンダルや日焼け止めなどが、パッと手の届く場所に置きましょう。
玄関が広い場合は、入れ替えをしなくて済むように、季節ごとに靴や小物をまとめておくのもいいですよ。
使わないものは片付け、季節に合ったものだけを玄関に置くことで、スペースを有効に使えます。
4)普段使い以外は片付ける
普段使いの靴や小物だけを出して、それ以外は収納するのが基本です。
玄関がごちゃごちゃしていると、見映えも悪く落ち着きません。
使用頻度によって置き場を変えて、玄関スペースをスッキリと整えましょう。
5)靴の高さに合わせて収納
靴の高さによって収納スペースを合わせましょう。
とくに女性ものの靴はスニーカー、ハイヒール、ロングブーツなど、靴の形状やヒールによって収納できるスペースが変わります。
シューズラックを購入する場合は、棚の高さが調整できるものを選びましょう。
【アイテム別】玄関収納のコツ
靴の収納
◉革靴や運動靴
革靴や運動靴は、シューキーパーを使用すると形がきれいに保てます。
頻繁に使わない靴は箱に入れて上段の棚に収納すると、場所が有効に活用できます。
箱に入れた靴は湿気がこもらないように、ときどき換気をすると靴が長持ちしますよ。
◉ブーツ・レインブーツ
ブーツや長靴は高さがあるので、他の靴とは別に立てて収納しましょう。
ブーツクリップやブーツスタンドを利用すると、型崩れを防ぎながらスッキリ収納できます。
また、ブーツの中に新聞紙を詰めておくと、除湿効果や型崩れの防止にもなりますよ。
◉子ども用の靴
子ども用の靴は自分で出し入れしやすい低い位置に収納しましょう。
子ども自身に管理させることで、自立心が養われます。
子ども用の靴は大人用に比べて小さいため、奥行きを活かして横向きに2足並べることも可能です。
傘の収納
傘の収納は、専用の傘立てを一つ用意しましょう。
家族全員分の傘がキッチリ入る大きさを選ぶのがポイント。
大き過ぎると余分なスペースで傘が傾きやすくなり、見た目にも悪く倒れやすくなります。
小さ過ぎると傘が入らなかったり、他の傘に引っかかって取り出しにくくなることも。
狭い玄関なら、ドア裏に取り付けられるマグネットタイプの傘立てがおすすめです。
直置きせずにドア裏にくっつく形になるので、省スペースで玄関が狭くなりません。
濡れた傘は、カビや臭いを防ぐためにもしっかりと乾かしてから収納しましょう。
帽子の収納
帽子は壁に大きめのおしゃれなS字フックを取り付けて掛けておくと、便利な上にインテリアにもなります。
ただし、よく使う帽子のみを掛けておくようにしましょう。
たまにしか使わない帽子は、透明な箱に入れて上段の棚へ保管するのがおすすめです。
また、靴と同様で子ども用の帽子は自分で引っ掛けられるように、低い位置に設置しましょう。
小物の収納
鍵や手袋などの小物は、一人一つずつ小さなトレイやボックスを用意して、まとめて収納しましょう。
必要なときにすぐに見つけられ、他の家族と混合しないのでストレスにもなりません。
インテリアとしても活用できる玄関用の小物トレイもありますが、物が溢れやすいので注意が必要です。
小物トレイを使用するときは、「鍵置き場」や「時計置き場」など目的を決めて、それ以外のものは置かないようにするのが鉄則です。
外遊びグッズの収納
子どもの外遊びグッズは、大きめのコンテナに入れると便利です。
子どもが自分でパッと出し入れができるよう、細かく分けすぎないざっくりとした収納に抑えましょう。
汚れがひどいものは、一度洗って乾燥させてから収納すると、おもちゃの持ちがよくなります。
スリッパの収納
スリッパは来客用と自宅用に分け、それぞれ専用のスペースを作ると整理しやすくなります。
来客用スリッパは、見た目も考慮してきれいに並べておくと、お客様を気持ちよく迎え入れられます。
日常使いのスリッパは、手の届きやすい場所に置いておくと便利です。
100均で揃う玄関収納アイテム
ブーツスタンド
ブーツスタンドは、ブーツを立てて収納するのに便利なアイテムです。
ブーツを立てたまま、形をきれいにキープできます。
またブーツスタンドを使用することで、空気の流れがよくなり靴の中の湿気を防げます。
シューズストッカー
シューズストッカーは、靴をコンパクトに収納できる便利なアイテムです。
サイズや形もさまざまあるので、玄関のスペースや収納したい靴の種類に合わせて選べます。
透明タイプなら、中に何が入っているか一目でわかり、取り出しやすくなります。
キーフック
キーフックは、鍵をまとめて収納するのに最適です。
デザインが豊富で、玄関の雰囲気に合わせて選べるのもポイント。
鍵だけでなく、マスクや時計などの小物を掛けるのにも便利です。
つっぱり棚
玄関の収納スペースを増やしたいなら、つっぱり棚が便利です。
設置がかんたんで高さも調節可能なので、さまざまな玄関に対応できます。
靴の置き場を増やしたり、帽子や小物を置く際に活用できます。
靴や帽子であれば、重さもある程度限られるので、耐荷重を気にせず使用できます。
【注意】玄関収納で気を付けること4選
1)靴が重なり合わないようにする
靴が重なり合うと、形が崩れたり傷がついたりする原因になります。
また、重なった靴は「探しづらい」「取り出しにくい」「見栄えが悪い」の3要素からストレスにもつながります。
靴はきちんと並べて、パッと見ただけでどこにあるか分かるようにしましょう。
靴の数が多い場合は、数を見直して不要な靴を処分することも大切です。
2)週に一度は換気する
玄関や靴箱は湿気がこもりやすい場所です。
週に一度は靴箱を全開して、空気の入れ替えをしましょう。
玄関掃除と一緒に行うと、忘れる心配もありません。
他にも、シューズラック用の脱臭剤や乾燥剤の使用もおすすめです。
週に一度の換気で、靴も良い状態をキープし臭いもなくなりますよ。
3)シーズンオフの靴は大切に保管
シーズンオフの靴はきちんとお手入れをしてから保管しましょう。
通気性の良い箱に入れ、形が崩れないように新聞紙などを詰めます。
箱の中に乾燥剤を入れるのも効果的ですよ。
長期保管する場合は、玄関の靴箱よりも湿気が溜まりにくいクローゼットがおすすめです。
また、湿気は下に溜まりやすいので、どちらへ保管する場合も上部に置くようにしましょう。
4)靴は定期的に買い替えよう
靴は消耗品と割り切って、定期的に買い替えましょう。
長く使用した靴は、見た目だけでなく機能性も劣化します。
とくに、子どもの足は成長が早いので、3か月ごとに足のサイズを計り直して買い替えるのがおすすめ。
靴の数を見直して、必要なものだけを揃えることが、整理収納がうまく行くポイントですよ。
みんなの玄関収納見せてもらいました!
家族の人数、大人や子どもの割合や年齢、収納スペースの広さによって玄関の使い方は家庭ごとに変わります。
アンケート調査をして、みなさんの玄関収納の工夫を教えていただきました。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
靴の収納は2つ用意!出しっぱなしにしない!
靴を出しっぱなしにはできるだけしないように、靴の収納は2個使用しています。
1つは毎日使用する靴用ですぐに使用できるようにしています。
もう一つは普段使用していない靴用で中が見えないものを使っています。
また、きれいに見えるように観葉植物などで緑を入れて工夫しています。
(30代 女性)
普段使用しないものは箱にしまっています
私が玄関の収納で工夫していることは、あまり使わない靴は箱にしまっておいて、割と使用する機会が多い靴は箱からだして収納しているということです。
また、汚れやすい靴は収納する際に下に新聞紙などを敷くようにしています。
(40代 女性)
収納に入り切る量だけにすると決めています
決められた玄関棚の中に入りきれる量しか持たないようにしています。
一足買ったら一足手放すのを基本にすると、収納棚がきつきつになることなく、常にスッキリした状態をキープできます。
よく使う靴を取りやすい位置にかえています。
(30代 女性)
家族みんなが使いやすい玄関を目指そう
玄関は住まいの「顔」でもあり、家族全員が使う共有スペースです。
収納を見直して、家族みんなが使いやすい環境を整えましょう。
毎日の生活がより快適になり、忙しい朝にバタバタすることも少なくなります。
気持ちよく「行ってらっしゃい」と「お帰りなさい」を言える玄関を目指してくださいね。