-


えみりぃ
10歳、8歳、2歳を育児中の3児ママライター。
大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
ママの視点から、暮らしのヒントになる
整理収納術・空間活用術をお伝えします。
2023/01/10
キッチン上の棚には何を入れる?収納アイデアと届かない時の対策&100均グッズ活用術
キッチンの上の棚、何を入れたらいいの?
高くて届かないから、結局使っていない……
奥に何を入れたか忘れてしまった…
キッチンの上についている棚、うまく使えていますか?
この棚は正式には「吊り戸棚」と呼ばれ、キッチンの収納スペースとしてはかなりの容量があります。
しかし、高い位置にあるために「何を入れたらいいかわからない」「届かないから放置している」という方がとても多いのが現状です。
この記事では、プロの整理収納アドバイザーが、キッチン上の棚の収納について詳しく解説します。
入れるべきものや入れない方がいいもの、届かない時の対策、100均グッズを使ったアイデアもまとめています。
正しく使えばキッチン全体の収納力がグッと上がりますよ。
キッチン上の棚収納でよくある失敗

キッチン上の棚がうまく使えない方には、共通する失敗パターンがあります。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 奥に詰め込みすぎて取り出せなくなる
・ 取り出すときに物を落として壊してしまう
・ 重いものを上に置いてしまう
・ 何を入れたか忘れてしまう
ーーーーーーーーーーーーーまずは自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
奥に詰め込みすぎて取り出せなくなる

キッチン上の棚は奥行きがあるため、つい奥まで物を押し込んでしまいがちです。
しかし、高い位置にある棚は、奥に手を伸ばすのがとても大変ですよね。
「手前のものをどかさないと奥の物が取れない…」という状態になってしまいます。
「とりあえず入れておこう」と奥にしまうと、そのまま使わなくなるケースもよくあります。
取り出すときに物を落として壊してしまう

奥の物を取ろうとして、手前に置いていた物を落としてしまうことも、よくあるケースです。
キッチン上の棚は目線より高い位置にあるため、中の様子が見えにくい状態で手を入れることになります。
高い位置からの落下は食器が割れるだけでなく、ケガにもつながります。
キッチン上は「棚の中身が見えない」「手が届きにくい」という2つの問題が重なる場所なのです。
この問題をふせぐには、後ほど紹介する「届かない時の解決法」がとても役立ちますよ!
重いものを上に置いてしまう

あまり使わないからと、鍋やホーロー容器など、重いものを高い棚に入れてしまうケースもあります。
重いものを頭の上から降ろす作業は、腕への負担が大きく危険です。
万が一落としてしまうと、大きなケガにつながる可能性もあります。
重い調理器具はシンク下やコンロ下など、低い位置に収納しましょう。
何を入れたか忘れてしまう

目線より高い位置にあるため、中が見えにくいのも上の棚の特徴です。
人は、視界に入っていないと記憶から抜けてしまいやすい傾向があります。
入れたこと自体を忘れてしまい、棚の中が使っていない物であふれてしまうことも。
「あのお皿、どこにしまったっけ?」と探しても見つからず、同じものを買ってしまった経験のある人は、キッチン上から出てくるかもしれませんね。
【場所別】キッチン上の棚の収納ガイド|入れるべき物と配置のルール

それじゃあ、キッチン上には一体何を入れたらいいの?
そんな悩みが出てきますよね。
キッチン上の棚は、上段と下段で入れるものを分けるのが基本のルールです。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 上段に入れるもの・下段に入れるもの
・ 使用頻度で分ける配置のルール
・ 入れないほうがいいもの・注意が必要なもの
ーーーーーーーーーーーーーそれぞれ詳しく解説していきます。
上段に入れるもの・下段に入れるもの

キッチン上の棚は、位置によって入れるものを変えるのがコツです。
上段は手が届きにくいぶん、使う頻度の低いものを入れましょう。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 【上段】季節ものの調理器具、来客用の食器、ストック用の食品、お弁当グッズ、製菓用品
・ 【下段】保存容器、水筒、使用頻度がやや低いボウルや調理器具
ーーーーーーーーーーーーー下段は比較的手が届きやすいため、月に数回使うものを収納するのに向いています。
上段には軽くてかさばるものを入れると、取り出し時の危険も減らせます。
使用頻度で分ける配置のルール

収納場所に迷ったら、使用頻度を基準に考えるのがおすすめです。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 週に1回程度使うもの → 下段の手前
・ 月に1〜2回使うもの → 下段の奥
・ 年に数回しか使わないもの → 上段
ーーーーーーーーーーーーー「使用頻度が低いもの=上の棚」と覚えておくとシンプルです。
逆に毎日使うお皿やコップを上の棚にしまうと、出し入れのたびに踏み台が必要になり、動線や効率も悪くストレスになります。
毎日使うものは、そもそもキッチン上の棚には入れず、手の届く場所に置いてくださいね!
入れないほうがいいもの・注意が必要なもの

キッチン上の棚には、入れないほうがいいものもあります。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 【重い鍋やフライパン】取り出し時に落下の危険があるため
・ 【毎日使う調味料】出し入れの手間が増え、使い勝手が悪くなるため
・ 【割れやすいガラスの食器】高い位置からの落下で破損しやすいため
ーーーーーーーーーーーーー「重いもの」「毎日使うもの」「割れやすいもの」は低い位置に収納するのが安全です。
調味料の収納方法については、関連記事「もう迷わない!調味料をスッキリ&おしゃれに変身!時短にもなる収納術」でも詳しく解説しています。
高くて届かないときの解決法3選

キッチン上の棚が使いにくい最大の理由は「高くて届かない」ことです。
背が低い方にとっては、余計に使いにくさを感じますよね。
物を取りたいだけなのに、あれこれ用意しないといけない状態だと、だんだん億劫になっていきます。
できるだけ負担が少ない方法で、手が届くように工夫しましょう。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 折りたたみ式の踏み台を使う
・ 取っ手付きボックス・かごで引き出す
・ 昇降式の棚を取り付ける
ーーーーーーーーーーーーーコストが低い順にご紹介するので、自分に合った方法を選んでみてください。
折りたたみ式の踏み台を使う

最も手軽な方法は、折りたたみ式の踏み台を1つ用意することです。
折りたためばキッチンの隙間に収納できるため、場所を取りません。
踏み台を選ぶときは、安定感のある幅広タイプを選びましょう。
天板が滑りにくい素材のものだと、濡れた手でも安心して使えます。
ホームセンターや通販で1,000〜2,000円程度で手に入ります。
取っ手付きボックス・かごで引き出す

高い場所にある物を一つずつ取り出すのは大変ですよね。
取っ手付きのボックスやかごを使って、ボックスごとまとめて引き出すのも一つの手です。
使いたいものが入ったボックスだけを降ろせばよいので、他の物を落とす心配も減ります。
ボックスの中は、ジャンルごとにまとめておくのがポイントです。
「お弁当グッズ」「来客用」など用途別に分けておくと、必要なものがすぐに見つかります。
昇降式の棚を取り付ける

「届かない」問題を根本的に解決したい方には、昇降式の棚がおすすめです。
棚板ごと手前に降ろせる仕組みで、高い位置に収納したものを目の前まで引き出せます。
取り付けには工事が必要ですが、リフォームや新築のタイミングで検討する価値は十分にあります。
一度取り付ければ、毎日の出し入れがとてもラクになりますよ。
ダイドーでも昇降式の収納棚を取り扱っています。
詳しくはこのあとのセクションでご紹介します。
100均・ニトリで揃うキッチン上の棚の収納グッズ3選

キッチン上の棚をもっと使いやすくするには、便利グッズの活用が効果的です。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 取っ手付きボックス
・ 突っ張り棒・仕切り板・ブックエンド
・ ラベルシール
ーーーーーーーーーーーーー高いものを買わなくても、100均やニトリのアイテムで十分揃えられますよ。
取っ手付きボックス
キッチン上の棚の収納で最も役立つアイテムが、取っ手付きの収納ボックスです。
取っ手を持ってボックスごと引き出せるので、高い棚でも安全に出し入れできます。
ダイソーやセリアの100均でも豊富なサイズが揃っています。
ニトリのNインボックスシリーズは、サイズ展開が豊富で棚にぴったり収まりやすく人気です。
購入前に棚の内寸(幅・奥行き・高さ)を測っておくと、サイズ選びで失敗しませんよ。
突っ張り棒・仕切り板・ブックエンド
棚の中に仕切りがないと、物が横に倒れたり奥に滑り込んだりしてしまいます。
100均の突っ張り棒を棚板の間に渡すだけで、簡単に仕切りをつくれます。
ブックエンドを仕切り板の代わりに使うのもおすすめです。
棚の中を区切ると「ここにはこれを置く」というルールが自然にできて、ごちゃつきを防げます。
仕切りを作りすぎると逆に使いにくくなるため、2〜3か所に区切るくらいがちょうどよいです。
ラベルシール
キッチン上の棚は中や奥が見えにくいため、ラベルを貼って「見える化」するのがおすすめです。
ボックスの手前側や棚板の縁にラベルを貼るだけで、何がどこにあるか一目でわかります。
マスキングテープに手書きするだけでもOKです。
100均のラベルシールやラベルライターを使うと、さらに見やすくなります。
ラベルがあれば家族全員が迷わず出し入れできるようになり、「アレ、どこにあるの?」と呼び出されることがなくなりますよ。
キッチン上の棚の「下側」を使いこなすアイデア

棚の中だけでなく、棚の下側(底面)も立派な収納スペースです。
デッドスペースになりがちですが、以下のようなアイデアで、とても使いやすくなります。
ーーーーーーーーーーーーー
・ 棚下ラック・バスケットを取り付ける
・ フックでキッチンツールを吊り下げる
・ ラップ・アルミホイルの定位置をつくる
ーーーーーーーーーーーーーちょっとしたグッズを取り付けるだけで、使えるスペースが一気に広がりますよ。
棚下ラック・バスケットを取り付ける
棚の下側にラックやバスケットを取り付けると、新たな収納スペースが生まれます。
ネジ不要の差し込みタイプなら、棚板に引っかけるだけで簡単に設置できます。
ふきんやキッチンペーパー、よく使う小物の置き場所にぴったりです。
ただし、吊り下げるものの重さには注意が必要です。
棚板やラックの耐荷重を確認し、重すぎるものは入れないようにしましょう。
フックでキッチンツールを吊り下げる
棚の下側にフックを付ければ、おたまやフライ返しなどを吊り下げて収納できます。
よく使う調理ツールを吊り下げておくと、引き出しを開ける手間がなくなります。
粘着タイプやマグネットタイプなど、棚の素材に合わせて選びましょう。
吊り下げすぎるとキッチンがごちゃついた印象になるため、よく使う3〜4本に絞るのがコツです。
重いものを吊り下げるとフックが外れる原因になるため、軽い調理ツールだけにしましょう。
ラップ・アルミホイルの定位置をつくる

ラップやアルミホイルは毎日使うのに、意外と置き場所に困るアイテムです。
棚の下側にラップホルダーを取り付けると、サッと取り出せる定位置ができます。
マグネット式や吊り下げ式のホルダーなら、100均でも手に入ります。
引き出しの中でゴロゴロしていたラップがスッキリ収まると、キッチンの使い勝手が変わります。
ただし、コンロの真上に取り付けると熱で変形する可能性があるため、設置場所には気をつけてください。
シンク下の収納も合わせて見直すと、キッチン全体がスッキリします。
関連記事「シンク下を整えるとキッチンが変わる!プロ直伝の収納術とおすすめグッズ」もぜひ参考にしてください。
「降ろせる収納」でキッチン上の棚をもっと便利に!ダイドーの【エレベスイング】
「高くて届かない」というキッチン上の棚の悩みを根本から解決したいなら、ダイドーの昇降式収納「エレベスイング」がおすすめです。
棚板ごと目の前まで降ろせるので、背の低い方でもラクに出し入れができます。
取り出し時に無理な姿勢をとる必要がなく、物を落としてしまう心配もありません。
踏み台も不要で、取り出す手間がほぼなくなるため、使用頻度が高めの収納にも向いていますよ。
新築やリフォームのタイミングで、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
キッチン上の収納は取り出しやすさがすべて!

キッチン上の棚は、正しく使えば収納の大きな戦力になります。
もともと収納力がある場所なので、うまく使えるようになれば、キッチン全体がスッキリしますよ。
ぜひ一度、棚の中身を全部出して、見直すところから始めてみてください。
食器棚の収納も見直したい方は、関連記事「食器棚の収納アイデア完全ガイド|整理収納アドバイザーが教える並べ方と100均グッズ活用術」もあわせてご覧ください。







