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2023/01/27
80名を超える企業担当・報道関係者が参加!日本初・アシストスーツ限定展示会「アシストスーツサミット」開催
株式会社ダイドーは、アシストスーツの啓発活動を行う任意団体「アシストスーツ協会」に加盟しています。今回、アシストスーツ協会主催のもと、日本初(アシストスーツ協会調べ、2022年11月時点)のアシストスーツ関連企業に限定した展示体験会「アシストスーツサミット」を、2023年1月20日(金)に代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて開催しました。
当日は、10:30~18:00の間、アシストスーツ協会加盟4社および参画企業1社、合計5社のアシストスーツ展示体験会を実施。製造業を中心に様々な業界の企業担当者や、テレビ局・新聞などの報道関係者も出席し、約80名の方々にご来場いただきました。会の途中では、アシストスーツ導入支援を行う理学療法士・逢坂大輔氏の講演や、アシストスーツ協会代表理事の飯田成晃氏から協会発足のご挨拶、導入体験者のパネルディスカッションを行いました。
「腰痛による社会的経済損失が問題視されている」理学療法士の講演内容
講演は「理学療法士に学ぶ、アシストスーツを活用した労働災害予防」と題し、理学療法士・作業管理士の逢坂大輔氏が登壇。労働災害の現状や予防と対策方法、労働災害の観点から見たアシストスーツの役目などをお話いただきました。
特別養護老人ホームとぶどう農家のアシストスーツ導入経験をご紹介
午後は、「アシストスーツ導入経験者に聞く!”アシストスーツの現場導入のポイント”」と題し、パネルディスカッションを開催しました。導入経験者として、社会福祉法人友愛十字会 砧ホーム 施設長の鈴木健太様と、山形県でぶどう農家を営む島軒正陽様が登壇。砧ホームでは株式会社イノフィスの「マッスルスーツEvery」を、ぶどう農家ではアルケリス株式会社の「アルケリス」と株式会社ダイドーの「TASK AR」を使用しています。
砧ホームの鈴木様は「介護施設では、利用者さんは車いすやベッドなど低い位置にいらっしゃいます。職員は中腰でかがんでお世話や介護をするため、腰の負担が多い。腰痛になると中腰姿勢の多い介護職を続けることが難しく、職業人生を左右する問題になります。そこでアシストスーツの導入を考え、電気不使用で取り付けやすく、使い勝手が良いマッスルスーツを、2017年4月に導入しました」と導入経緯についてお話されました。ぶどう農家の島軒様は、「ロードバイクの事故で肩のじん帯を切ったことがきっかけ。今まで通り手をあげて作業を続けることができないため、アシストスーツを使用しなければならなくなった」とお話されました。
導入の効果について、鈴木様は「楽に仕事ができるようになったので、職員は腰への負担を気にすることなく利用者さんの事を一番に考えて丁寧な仕事ができるようになりました。利用者さんからは“介護がうまくなったね”とお褒めいただくこともあります。導入してから腰痛が原因で離職した職員は0です」と、島軒様は「8時間以上連続して作業を続けることができ、作業効率が上がって収入を増やすこともできました」とお話されました。
どちらも身体負担軽減だけでなく、サービスの質の向上や収入増などの相乗効果があったのが印象的でした。最後に、アシストスーツ各社に期待することとして、鈴木様からは「一番の懸念は価格なので、手ごろで使いやすい値段になってほしい。また、台数が多いとどれが自分のものかがわからなくなるので、例えばボタンをつけたりしてアレンジができるとより良い」とのご提案をいただきました。島軒様からは、すでに株式会社ダイドーが対応していることとして「壊れた時やパーツの交換などにすぐ対応してくれて嬉しい」とのご意見をいただきました。
アシストスーツ各社はさらなる利便性向上に向けて努めてまいります。アシストスーツ協会 : https://assist-suit.org/
今回のアシストスーツサミット参画企業(あいうえお順)
・アルケリス株式会社 https://www.archelis.com/
長時間の手術=立ち仕事での身体的負担からくるパフォーマンスの低下を感じていた医師からの相談を受けて開発をスタート。製品名であり社名である「アルケリス」は「歩けるイス」に由来。立ちながらにして座れる「アルケリス」は医療現場をはじめ様々な工場などでも幅広く展開中。・株式会社イノフィス https://innophys.jp/
中腰姿勢を保つ、人や重い物を持ち上げるなどの作業時に腰の負担を低減するアシストスーツ、マッスルスーツ®シリーズを展開し、2021年4月末現在、マッスルスーツ®はシリーズ累計出荷台数20,000台を突破。人工筋肉を使用した外骨格型アシストスーツでは世界一(※当社調べ)の出荷台数を誇ります。2019年発売のマッスルスーツEveryは、日本国内にとどまらず17の国と地域で販売されています。(2022年12月時点)・株式会社加地 http://www.laevo.jp
オランダのレイボ(LAEVO B.V. CEO Rogier Barents)のアジア地域の総代理店としてアシスト装具(エクソスケルトン)“レイボ” を取り扱っております。また、レイボのパッドには株式会社加地が独自開発した素材である“EXGEL(エクスジェル)”が搭載されており、レイボの装着感の向上に役立てられています。・株式会社ダイドー https://daydo.jp/
住まい環境、働く環境にやさしい製品を企画・設計・生産・販売を行う企業です。アシストスーツ分野においては、バネやダンパーを使用した、電力を使用しない独自の設計技術を応用したTASKシリーズを展開。上向き作業用アシストスーツの分野で業界をリードしています。・日本シグマックス株式会社 https://www.sigmax.co.jp/
運動器(骨・筋肉など)を対象とした「身体活動支援業」を事業ドメインとし、医療・整形外科分野では関節用装具やギプス材からリハビリ関連製品など、スポーツ分野ではサポーターのトップブランド「ザムスト」を展開しています。「MEDIAID(メディエイド)」は、医療の現場で培った技術と研究開発から生まれたサポーター専業ブランドで、人の活動を支え、助ける製品を提供します。「アシストスーツサミット」開催概要
開催日時:2023年1月20日(金)10:30~18:00
会場:代官山T-SITE GARDEN GALLERY(東京都渋谷区猿楽町16-15)
主催:アシストスーツ協会
イベント詳細ぺージ: http://assist-suit.org/summit202301今回のイベントを皮切りに、アシストスーツ協会としての取組を多数進めて参りますので、ご期待ください。