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えみりぃ
8歳、6歳、0歳を育児中の3児ママライター。
大阪在住。整理収納アドバイザー1級。
ママの視点から、暮らしのヒントになる
整理収納術・空間活用術をお伝えします。
2023/01/13
もう散らからない!キッチンの収納手順とアイディアを大公開【格納写真あり】
キッチンは、食材、調味料、調理器具、食器など、収納したいアイテムが多い場所です。どのように収納し、整理すれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
多くのアイテムをきれいに収納できれば、毎日快適にキッチンを使え、気持ち良く調理ができます。今回は、キッチンの収納手順と各スペースの収納アイディアについてご紹介するので、ぜひ参考にしていただき、快適なキッチン収納を目指しましょう。
■キッチン収納のコツ
まずは、キッチン収納のコツについて解説します。
収納する物によって、収納場所はある程度決まっています。キッチンで収納できる場所、サイズ、機能を把握して、適切な収納を心がけましょう。
収納する量に関しては、スペースに対して5~6割程度にとどめるのがおすすめです。収納にある程度の余裕がなければ、床置きしたり、食材を腐らせたり、散らかったりする原因となります。
また、キッチンはあくまでも快適に調理できることを前提として、食材、調味料、調理器具、食器などを配置しなければなりません。キッチンでの動線を意識した収納にすることで、無駄な動きが減り、調理しても汚れにくいキッチンになります。
■キッチン収納の手順
それでは、具体的なキッチン収納の手順について見ていきましょう。
キッチンの収納場所や数は各家庭で異なるため、まずはご自身のキッチン収納スペースを正確に把握しておきましょう。まだ活用できていない場所があったり、物を詰め込みすぎている場所があったりするかもしれません。
また、収納スペースごとの収納できる量についても整理しておきましょう。具体的には各スペースの縦、横、奥行きの長さを測り、どこにどれだけ収納できるかを把握しておきます。
現在キッチンで収納している物(食材、調味料、調理器具、食器など)やこれから収納したい物を洗い出しましょう。しばらく使用していない物はなるべく手放すようにして、収納スペースの5~6割程度に収まる量に調整してください。
また、年に数回しか利用しない物は、そもそもキッチンで保管する必要はありません。倉庫や備蓄庫など、別の保管場所が活用できないか検討しましょう。
収納スペースの高さや奥行きを活かすためには、収納ボックスやケースを活用するのがおすすめです。計測した収納スペースのサイズに適した収納ツールをそろえましょう。キッチン雑貨店や100円ショップなどには、さまざまなタイプの収納ツールがあるため、まとめてそろえることができます。
■キッチンアイテム別収納アイディア
ここからは、キッチンアイテムをどこに収納すれば良いのか、具体的なアイディアをご紹介しましょう。
◆調理器具
調理器具はすぐに取り出せる場所がよいでしょう。トングやフライ返しといった調理器具はガス台の側に置くと使いやすいです。また、菜箸や軽量スプーン、カップなどは収納棚の上段引き出しにまとめて収納すると使いやすいでしょう。鍋やフライパンなどは、大きくて高さもあるため、ガス台やシンク下の棚に収納ボックスを用いて収納すると、使い勝手が良くなります。
◆調味料
醤油、酒、みりんなど、高さがあってかさばる調味料については、ガス台の下のスペースにまとめて置きましょう。塩、コショウなどのよく使う調味料は、食器棚やガス台の側にまとめて置くと調理しやすくなります。また、ハーブやスパイス系の調味料は見た目がきれいなので、スペースに余裕があれば、キッチン台に見えるように置くとよいでしょう。
◆食器類
食器類はサイズをそろえて縦に収納すると、選びやすく取り出しやすいです。コの字型のツールを使えば縦置きでき、食器棚のスペースを有効活用できます。箸やスプーンなどは、屈んだり手を伸ばしたりしなくても取り出せる位置に、カトラリーとしてまとめて収納しましょう。
■キッチン収納場所とアイディア
続いて、収納場所の収納例についてご紹介します。収納ツールを用いたうえで、スペースに余裕を持たせて、取り出しやすいように心がけましょう。
◆吊戸棚
吊戸棚は比較的高い場所のため、使用頻度の低い物をまとめて収納しましょう。例えば、ガスコンロ、ホットプレートといった大きめの調理器具、保存食、予備の調味料などです。ケースを活用して用途別に整理すると、取り出しやすいうえに探し物の時間も省けます。
◆フロアキャビネット(調理台、シンク、ガス台など)
フロアキャビネットには大小さまざまなスペースがあるため、使用頻度、用途、アイテムの大きさなどで分類し、キッチンでの動線を考えながら収納しましょう。
例えば、調理スプーンや食品用ラップなどは、どこにあれば一番調理しやすいかを考えると、収納場所が決まりやすいです。フロアキャビネット説明書に使用例が記載されていることがあるため、参考にするのもよいでしょう。
◆食器棚
食器類はどんどん増えてしまう傾向があるため、食器棚に入れる際は、家族の人数や使用頻度を考えながら厳選しましょう。
また、食器類は横置きではなく縦置きのほうが選びやすく、取り出しやすくなります。ボックスやコの字型のツールを活用するのがおすすめです。
なお、食器棚は、食器以外にもお菓子、缶詰、乾物などの収納場所としても活用できます。
◆冷蔵庫
冷蔵庫は棚の位置を変えられるタイプが多いため、食材や調味料などを入れる収納ボックスに合わせて棚の位置を決め、収納場所を固定しましょう。
料理の作り置きやもらい物などを収納できるように、スペースには余裕を持たせて収納してください。食品を詰め込みすぎると取り出しにくくなり、腐りやすくなるので注意しましょう。
■おすすめのキッチン収納ツール例
収納ボックスは、調味料や調理器具を用途別に整理して収納できます。取手付きや穴付きの収納ボックスを使えば、奥に収納した物もスムーズに引き出せるでしょう。収納ボックスにはさまざまな材質やサイズがあるため、収納したいアイテムに合わせて選べます。
◆収納バー
キッチンの壁や換気扇カバーに、磁石や粘着シールなどで収納バーを取り付けることで、調理器具をフックで吊るせるようになります。調理の際にスムーズに取り出せるうえに、調理器具の色や材質をそろえれば見た目も整うでしょう。
■今のキッチンをよりスマートに!ダイドーのキッチン収納アイテム
株式会社ダイドーでは、便利、安全、快適な収納空間を創り出す収納シリーズ「マジカル収納」をご提供しています。マジカル収納は、空いている空間が収納に変身する魔法のような収納アイテム。そのなかから、キッチンの環境をより快適にするための製品を2つご紹介します。
「プルダウンシェルフ」は、吊戸棚下にセットできる収納式の2段仮置き棚です。普段は収納しておき、必要なときに作業スペースを拡大できます。食材や調理器具を置く場所が増えるため、快適なキッチン環境が手に入るでしょう。吊戸棚の底板に設置するだけなので、既存のキッチンに後付け可能で、お手入れもさっと拭くだけと非常に簡単です。
「エレベスイング」は吊戸棚に設置でき、デッドスペースを有効活用できる昇降式の収納棚です。
吊戸棚は高い位置にあるため、収納した物を気軽に出し入れできません。収納場所によっては、脚立を利用して取り出す必要がありますが、エレベスイングをセットすれば、脚立は不要となり、軽い力で収納棚を引き出せます。
エレベスイングは家庭のシーンだけでなく、店舗などのバックヤードや工場、倉庫などでもご活用いただけます。また、積載量によってバネの力を調整できるため、15kgの重さであっても、軽い操作で持ち上げられるのが特徴です。安全ガード付きで、積載物が滑り落ちることもありません。